写真は広州日報より
【上海エクスプローラ1/27-血液製剤でC型肝炎感染、広東省の企業が違法行為】
広東佰易が生産した血液製剤で、一部患者がC型肝炎に感染し、1月22日に衛生部と国家食品薬品監督管理局が使用禁止にした事件で、その背景に非合法な農民による血清の売買が行われていたことが明るみに出ている。
OPENして約10年になる連山血漿ステーションでは、地元の農民以外にも広西や湖南の農民も採血に来ていて、その数は1日平均100人前後になるという。500CCの血漿が80元で買いとられた。一人あたりの年収が2000元に満たない村では、大きな現金収入だ。
2004年4月に広東省衛生廳により、一時閉鎖されたが、広東佰易薬業有限公司が買収し、暗黙のうちに採血が行われていた。
中国のGMP認証を受けている製薬会社が行っていた売血行為に、中国の製薬業界内の問題が浮き彫りになっている。
◇唸声コメント
日本でも「フィブリノゲン」が問題になったが、エイズが騒がれているこの時期に中国の管理体制のずさんさをさらけ出した。政府では当該者にはすぐに検査を受けるように緊急告知している。北京の病院では無料で検査も行なっている。但し、治療に関しては告知なし。
2006/9以降に生産された血液製剤に問題があったようである。北京・河北・黒龍江・江蘇・浙江・安徽・福建・湖南・広東・広西・重慶・四川などの12省市に出荷されている。
日本ではこんな状況だけど、中国では死刑かな?
【朝日1/23-薬害C型肝炎、名古屋訴訟が結審 判決は7月】
http://www.asahi.com/national/update/0123/NGY200701230006.html
C型肝炎は中国語では「丙型肝炎」と言う。
さらに詳しい中国の状況は↓(中国語)
【TOM新聞1/26中国語-佰易问题药事件】
http://news.tom.com/hot/baiyi/
◇参考
【大紀元日本2005/7/6-「中国のエイズ患者たち」より抜粋、写真も】
『血液ステーションでは遠心分離機で赤血球を分離し、血漿だけを抽出し、残りの血液を人体に戻すという「単採」の方法を取っている。一回800ccの血液を取り、血液を売りに来た人に40~50元(およそ750円前後)を払い、血液ステーションは血漿を製薬会社に出荷する。
血液ステーションは、「採血には多くのメリットがある。全採(つまりいったん採血された血を戻さないというやり方)より、単採は健康に良い。血は井戸の水のように、いくら採られても減ることはない。たくさん採血すると、高血圧にかからない」などの宣伝をしている。』上の記事では80元だったので少し値上がりしたのか?
詳細は↓
http://jp.epochtimes.com/jp/2005/07/html/d95799.html
「健康に良いとか高血圧にならない」と言ったデマを信じる訳ではなく、単純に現金収入が目当てであろうが、売血により特定地域にエイズが広がったことも事実である。
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