2007年9月アーカイブ



写真左はミャンマーを撮影する生前の長井記者、中左は治安部隊に射殺されたデモに参加した青年達/ビルマ民主の声より、中右はオスロのビルの一室にあるビルマ民主の声放送局、右はタンシェ議長の娘/ユーチューブより

http://english.dvb.no/photo3.php?cat=6



写真は運ばれる長井記者、ビルマ民主の声(動画)より
http://dvb.cachefly.net/tv/all/27sep.wmv


ビルマ民主の声HP

http://www.dvb.no/

 

タンシェ議長の娘の結婚披露宴の動画↓

http://jp.youtube.com/watch?v=s6YPsycc6Lc&mode=related&search=

「蓼食う虫も好き好き」権力のみかな?こうした派手な宴会を見せられたらミャンマーの民衆は怒るだろう。今回のデモの直接の原因はガソリン代の値上げだという。2007/8/15より1英ガロン(4.546ℓ)1500チャットから2700チャットに値上げされた。(1チャットの実勢レートはおよそ0.1円)

 

車社会ではないミャンマーでのガソリンの値上げが民衆の蜂起に繋がったとは考えづらい。現地の邦人のブログによれば、ガソリン代高騰によるバス代の値上げが本当の原因だ。バス代が倍に値上げされた。1ストップ50チャットが100チャットになったと言う。5ストップとしてバス代は500チャット、1ヶ月に26日働くとして通勤費用は500*2*26=26000チャットもかかる。縫製工場で働く女工さんの給料は4万チャット(交通費込み)となると半分以上が交通費で消えてしまう。4000円の給料で2600円がバス代では生活ができない。

 

車社会となりつつある中国でガソリン代の値上げがミャンマーと同じように行われたら、高い確率で暴動になる可能性がある。各国ではミャンマーの情勢を注視している。民衆の懐具合を無視しちゃいかんなぁ。


写真は両頭のアカミミガメ、看中国より

http://www.kanzhongguo.com/news/gb/kanqiwen/ziran/2007/0929/213125.html

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頭が二つ、前足が二組、後ろ足が一組、尻尾が一本の畸形カメがペンシルバニアのEast Norritonの水族館に登場した。生まれて2ヶ月のこのカメは1ドル銀貨ほどの大きさ。健康状態は良く15年から20年は生存可能とのこと。名前はまだない。

 

このカメは「ミドリガメ」と言われ一時期日本でも大いに流行り、縁日でも売っていたのを思い出す。しかし、この小さなかわいいカメも生まれてから数年すると30センチ近くになり、飼いきれなくなって川や池に放流するケースも出てきた。この為に在来種であるクサガメやイシガメの個体数が減り、外来種であるアカミミガメ(ミドリガメ)が増えていった。

 

在来種が減り、外来種が増えているのは動物界だけではない。また、某政党党首の二人の頭がこのカメのように前後にあるとしたらどうなるだろう。緑の国は動けない。

 

◇動画ニュース/It's a two-headed turtle

http://video.msn.com/?mkt=en-us&brand=msnbc&tab=m5&rf=http://www.msnbc.msn.com/id/21029455/&fg=&from=00&vid=4ba688a6-83d2-4f78-a550-8e343fe2551d&playlist=videoByTag:mk:us:vs:0:tag:News_The%20Week%20in%20Video:ns:MSNVideo_Top_Cat:ps:10:sd:-1:ind:1:ff:8A

 




写真は撃たれた直後の長井健司氏と殺害したサンダルを履いたミャンマー兵士、大紀元より
大紀元日本9/28-ミャンマーでの日本人死亡で、真相究明求める=官房長官

http://jp.epochtimes.com/jp/2007/09/html/d66303.html

 

ゲリラじゃあるまいしサンダルを履いた正規軍兵士がいるのだろうか?下記にFNNの殺害の瞬間を捉えたビデオがあるが、なんともやりきれない。日本人と分かっていて撃ったと思える。こんな肌の白いミャンマー人はいないから。

 

長井記者は撃たれてからも映像を撮り続けていた様子が分かる。さぞ無念であったろう。長井記者のご冥福をお祈りいたします。

 

◇長井健司記者殺害の瞬間

http://www.youtube.com/watch?v=JkHxl2j4eHM

 

◇道路に残る多数のサンダル

http://photo.chinatimes.com/photofile/newsweb/960928Photo.htm#14

この写真に写っている兵士は靴を履いているが・・・。

 

 


写真左は22.5トンの月餅、右は12.98トンの月餅、いずれも看中国より、ビックマック月餅と使われていたけどバブリー月餅の方がお似合い

http://www.kanzhongguo.com/news/gb/kanshishi/dalu/2007/0926/212808.html

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http://secretchina.com/news/gb/kanrenao/xianliao/2007/0820/208077.html

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12.98トンの月餅を食べ終わらないうちに22.5トンの月餅が登場。そんなに月餅が好きかい?

 

史上最牛月餅の「史上最牛」は辞書を引いても出てこない。どうやら今年の流行語のようだ。中国人がやたら使う。重慶の「史上最牛釘子戸」は読者諸氏にも鮮烈な印象が残っているだろう。家の周りを10メートルも掘られて最後まで立ち退きを拒否したあの家である。

◇参考/史上最牛釘子戸↓

http://datefile.iza.ne.jp/blog/day/20070324/

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/143302/

 

史上最高・史上最強などと訳す人もいるが、史上最注目として使っているのではないかな。しかし、この22.5トンの月餅であるが、それほど注目を集めているのだろうか?どうやら大きいだけじゃないの。中秋節の間、毎日月餅食わされたらたまらない。「月餅怖い

 

500gで9.5元≒146円、全部売れると4275千元≒6575万円となる。隣の12.98トンの月餅が原価200万元と言うので、あまり儲からないけどお祭りだからいいのかな???

 

ところで全部売れたのかな?また来年に使えば良いなんて、如何にも中国的?そんな心配要らない?既に去年のものが入っているって?いやいやこれは冗談・・・。この分が儲け?

 

冗談?はさておき、この情熱で世界一巨大できれいな人造湖でも作ってみてはどうなの?

「史上最牛人造湖」

 

おまけ、この月餅の味はたいしたことないそうで・・・。

 

◇唸声川柳
名月や 月餅の夢 スキップし

 

 

◇参考ニュース/大紀元日本-豪邸や宝石付き、エスカレートする贈答用「月餅」
http://jp.epochtimes.com/jp/2007/09/html/d28366.html
もはや食べ物ではなくなっている。大昔の日本で言えば、菓子折りに小判、韓国ではクルビ(イシモチ)に小切手?賄賂の象徴???
 


写真左は割り箸を水につけると水が黄色くなる、右は中国製割り箸、新唐人より

http://www.ntdtv.jp/xtr/2007/09/html/n60860.html

 

【新唐人日本9/26-台湾:大陸製割り箸から二酸化硫黄検出】

 そろそろ中秋祭になりますが、多くの家庭は全員そろって焼肉を食べたりしながら楽しむでしょう。しかし、今日(920日)午前、台湾台聯党団が記者会見を開き、出来るだけ割り箸や妻楊枝などを使わないように呼びかけました。特に、中国製の割り箸は、8割以上に有害物質がしみこんでいるので、酸っぱく臭い匂いがし、肺機能が傷つき、喘息、皮膚病を引き起こす可能性があると言いました。

 

 現在、ほとんどの外食者は割り箸を使いますが、この割り箸を暫く水に浸けると、水が黄色になり、お湯に浸けてみるともっと濃くなります。この水をPH試験紙に浸けて見ると、強酸性であることが分かります。その原因は、生産者が二酸化硫黄で漂白しているからです。

 

 台湾立法委員会委員・頼幸媛さん: 大陸製の割り箸は、消費者基金会の長年の検査で、二酸化硫黄、亜鉛、蛍光剤などの有害物質が検出されたのが8割以上に達します。二酸化硫黄は喘息、呼吸、気管支などひどい病気を引き起こします。これも台湾の人々、特に子供の慢性病、喘息病が毎年ひどくなる原因の一つではないでしょうか。

 

 主婦連盟基金会秘書長・張宏林氏は、昔は肝炎の伝染を防止するために割り箸の使用を勧めました。消費者達もこれは衛生的であると認識しましたが、しかし、ほとんどの肝炎病は飲食による感染はなく、逆に、現在使っている割り箸のほうが健康に危害をもたらしていると言いました。

 

 台聯の周美里さんは、衛生署は8年来、割り箸について如何なる抜き取り検査もしてないと言いました。頼幸媛さんは、政府がただ消極的に宣伝するだけでは無責任なことだと言いました。

 

 頼幸媛: 立法院としては、このような深刻な問題は、速やかに対処するよう必ず政府に要求します。寝具やお茶など、お金に目がくらんだすべての商品の輸入についても同じです。

 

 台湾の割り箸はすべて輸入したものです。毎年23億膳を中国大陸から輸入し、毎日約5百万膳が使われていると推定されます。しかし、20年かけて成長した樹で三千~四千膳の割り箸を造るので、毎年290万本の樹を伐採します。報道によれば、中国ではかびが生えた割り箸をリサイクルして使っているそうです。環境保護のために、健康のために、立法委員会及び主婦連盟は出来るだけ自分の箸を携帯して使うよう呼びかけました。(記者・廖珍儀/陳美生)

 

◇唸声コメント

間伐材を使う割り箸は資源の有効利用だが、中国のものはどうやら木材をまるごと使っているようだ。とすれば、砂漠化の一因ともなりうる由々しき問題。日本国内では毎年250億膳の割り箸が使われ、その割り箸の98%が輸入、さらに輸入量の99%が中国からのものだと聞く。間伐材を使っていた頃とは事情が異なり、環境問題にも影響がありそうだ。

 

また、中国の割り箸がこれだけ騒がれているのだから、日本への輸入分が安全面で問題がないとは言えない。割り箸は清潔で衛生的と言われてきたが、健康のために「マイ箸」を使う時代が来たのかもしれない。

 

二酸化硫黄はワインにも使われ、雑菌の繁殖や酸化を防ぐために添加されている。この酸化防止剤の添加がワインを飲んで頭が痛くなる原因?いずれにしても添加は微量であるために健康上の問題はないとの説が多い。二酸化硫黄が添加されているワインを大量に飲めば、気管支喘息の可能性もあるが、その前に肝臓がやられてしまうだろう。

 

ウィキペディアによれば、二酸化硫黄は漂白剤として用われるが、『空気中の酸素により再酸化が起こるため、この漂白作用は長くは続かない。新聞が黄色く変色するのはこのためである。』とあり、割り箸が何となく黄色いのはこの所為か???

 

いずれにしても変な臭いのする箸や黄色い割り箸は使わない方がよい。「銀の箸」でもマイ箸にするかな。

 

 


写真左は40Kgを超える推定500歳のスッポン、看中国より

http://www.kanzhongguo.com/news/gb/kanqiwen/ziran/2007/0923/212352.html

写真右は明代武宗正徳帝、西岸社区の掲示板より

http://bbs.fjsen.com/dispbbs.asp?boardID=127&ID=179752&page=1

 

9/23、潮州市饒平県三饒鎮の村人が小川で釣り上げたのがこの40kgを超える巨大なスッポン、はじめは石にでも引っかかったと思ったらしい。専門家はこのスッポンを500歳と見ている。噂を聞いたガソリンスタンドの従業員が200元で買い取り、中秋節の9/25にダムに放流するとのこと。

 

日本では天然スッポンが4Kgになるには15年かかると言われている。このスッポンは40kgだから、単純計算でも150年はかかる。4kg40kgではまさに月とスッポン?

 

ガソリンスタンドの従業員は本当にダムに放流するんだろうな?このスッポンは5万元くらいの価値はあると思える。当然ながら、ペットではなく食べられてしまうのだろうけど・・・。

 

200元でスッポンの命を救った人は浦島太郎の中国版、しかしダムに放した翌日に死んでしまったら、恨まれるだろうナァ?まぁ、500歳も生き抜いた亀だけに多少の水質汚染は屁でもないか。

 

本当に500歳だとすれば、このスッポンが生まれたのは明の武宗正徳帝の頃、明代随一のバカ殿との評判高く(民衆には人気あり)遊び呆けていた。金瓶梅の西門慶は正徳帝がモデルとの説もあり。正徳帝は船が転覆して池に落ちたことが原因で30歳で亡くなっている。すると、このスッポン、正徳帝の生まれ変わりじゃないかって?じゃ、チベット語も話せるかもしれない?

 

法王食べたら罰があたるぞ。


写真は斎藤勉氏、2007/9/19都内某所にて


ある会合で産経新聞の紙面全般の責任者である斎藤勉氏からお話を伺った。

 

*どこの新聞社が倒れてもおかしくない

新聞社の経営は大変に厳しい。産経だけではなくほかの新聞社も同じである。各社オンライン化も進んでいるが、IZA(産経のWebニュース&ブログ)への一番アクセス数が多い。

 

*貧乏で自由

産経には金は無いが自由がある。そして常に一貫した反共姿勢であり、読売のように途中で変節したりしない。他社には記事のタブーがたくさんあるが、産経にはない。安倍政権には産経以外の新聞はすべてNoであった。

 

*産経は記者の駆け込み寺

毎日新聞論説委員・高畑昭男氏

日経新聞編集委員・田村秀男氏

日経新聞論説委員・山本勲氏

最近だけでも三名の優秀な記者が入ってきた。産経がヘッドハンティングをしたのではなく、自らの意思。三人とも産経で一度記事を書いてみたかった。こんな自由な新聞はないと一日で満足したとか。

某新聞社ではS社長が中共ベッタリで胡錦濤政権を批判してはならないとの厳命が下っていたそうで・・・。

 

*中国特派員、追放から再開まで

当時の北京支局長・柴田穂氏は壁新聞(当局に都合の悪いことも)を次々と翻訳し日本へ紹介、1967年産経・毎日・読売の追放、1970年共同追放で朝日新聞以外は全ていなくなった。

  1998年、31年ぶりに特派員の再開となるが、これは中国側からの要望でもある。特派員追放からは台北から大陸情報を得ていたので中共ご用達の朝日とは違った情報を掴んでいた。これが中共の癇に障ったための再開でもある。

  当初、中国側は台北支局を閉じ、北京支局にまとめることを条件としていたが、これに産経は応じず、中国総局(北京4名・上海1)との呼称で譲歩をみせた。台北支局より総局が上と言う中国人の面子を利用したのである。

 

*モスクワ支局の故鈴木肇氏の記事について

『産経新聞モスクワ支局長だった故鈴木肇氏は「地下資源が豊富なロシアを決して侮ってはいけない」と後輩の記者たちをさとしたことがある。』全文は↓

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/79837/

  生きている大先輩を殺してしまったのだから、社長には三時間も怒られた。当然であろう。自らもモスクワ支局長を経験されており、今の自分があるのも先輩たちのお陰と恥じ入っておられた。

まだまだご健在の鈴木肇氏↓

IZA9/6-独特の文化専制の国 露の力、侮ってはならない/鈴木肇氏】

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/82745/

 

*モスクワ支局絡みの不審死

前述の鈴木肇氏の奥方の鈴木俊子さんが鈴木氏の二回目のモスクワ支局長赴任の際に病気で亡くなっている。

鈴木俊子さんは健康オタクであり、病気に罹るような方ではなかった。ひょっとしたらとの思いがある。尚、奥方は以下の本を出されている↓

誰も書かなかったソ連、鈴木俊子、1970年、830円、サンケイ出版

http://homepage2.nifty.com/tkeizo/book121202-j.html

この本がKGBの癇に障ったのか???それとも鈴木肇氏への牽制だったのか???

 

*ロシア大使館からも外務省からもつまはじき

ご自分のことをこのように言われた。佐藤優氏とはたまたまターゲットが同じであるとも。

  漁民銃撃事件から1年が経つがロシアからも外務省からも何の情報もない。あの銃撃はプーチン政権になり、自国の権益を侵すものは容赦しないとの体制が末端まで行き渡っている証拠である。

  ロシアは外国人労働者を北方領土へ入れている。益々北方領土返還は難しくなってきた。いずれにしても、北方領土と拉致の解決抜きにしては日本が日本でなくなる。守るべきは「国家・国益・文化」

 

*「やばいぞ日本」、こんな言葉を新聞で使うのは初めて

大先輩を殺してしまった記事が「やばいぞ日本」である。この「やばいぞ」なる汚い言葉を使ったために多くの読者から叱責の投書が寄せられた。しかし、中身を読めば面白いとのことで落着。「やばいぞ日本」は非常にインパクトのある言葉、部下に対する自分の言葉遣いはもっと悪いが、夜は焼酎で回復に努めているとも。「やばいぞ肝臓?」

 

  「やばいぞ日本」の訂正記事で「やばいぞ産経」と、もじられたこともご愛嬌か?

  斎藤さんにゴマをするわけではないが、確かに最近の産経の一面は面白いIZAでは味わえない新聞ならではの紙面づくりがある。

  産経VS朝日・毎日・読売・日経の連合軍で近々何かあるとか???

 


写真左は「えっ何?」の李山司教/アルジャジーラ(英語)より、中は笑う李山司教、右は前任故傅鉄山司教/ウィキペディアより

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/A6854884-1FDC-47E3-AF7E-4957A6C9E554.htm

 

【宮崎正弘の国際ニュース・早読み9/23-北京の一方的任命のカソリック司教をローマが追認、驚くほどの妥協が背後で進んでいる】

 なぜならパンチェン・ラマのニセモノをダライラマ猊下が追認したような、大事件だからだ。北京はダライラマ法王が認めた霊童を誘拐し、拉致監禁。そのかわり、どこの馬の骨とも判らない「霊童」を拾ってきて、これが「パンチェン・ラマの生まれ変わり」と言った。

 

 いま、そのニセモノが中国全土のチベット寺院を巡回している。

 

ローマ法王ベネディクト16世は、中国の“政府”が認知するカトリック教会(つまりローマから見れば従来はインチキ教会)のジョゼフ・李山司教をカソリック北京教区司教として正式に承認した。

 李司教は、この四月に死去した傅鉄山・北京司教の後任として、「中国カトリック会」から任命されていた。北京教区は中国国内のキリスト教会の総本山である。

 

 まして「前任の傳鉄山司教は、共産党員であり、ローマへの強硬派として知られた」

(ヘラルドトリビューン、9月22日付け一面トップ)。

 

 ローマ法王庁による李司教就任の追認事件は、無神論を国是とする中国共産党への追随、屈服を意味し、これは共産党独裁政権とローマ法王庁が、何らかの密約の元、次ぎに国交樹立へと模索する動きに嚆矢になるのではないか、アジアの自由諸国の内では緊張が拡がっている。

 

 他方、ドイツのメルケル首相はダライラマ猊下を正式に首相官邸に招待する。北京の反発は猛烈で、在北京のドイツ大使を呼びつけて抗議した。

 

 小生のみるところ、これは宗教マーケットと深い関係がある。

 留学帰りを中心に中国全土でキリスト教は急速に広がりを見せているが、殆どが「表」の教会には行かず、「地下」の教会へ通う。

 その数、およそ7000萬人。しかも、そのうち6000萬がプロテスタント系列

 カソリック系の焦りはただならず、マーケットを食い荒らされるという焦燥になって現れてきたのではないか。

 

◇唸声コメント

中国のキリスト教信者が7000万人とすれば、中国共産党員(2006年末7239.1万人)に肉薄する勢いである。宮崎氏が書かれているように「地下教会」信者のためにその数の捕捉は難しい。法輪功への弾圧が「地下教会」にも影響を与えている。

 

今回のバチカンの承認は中共政府内の修正も意味しているのであろう。今さら神を信じる共産党でもあるまいが、中共政府とキリスト教の共存を模索しているのかも知れない。7000万人はバチカンも中共政府も無視できない数字である。

 

太田述正氏のコラムでは中国には11千百万人のキリスト教信者がおり、この数は米国、ブラジルに次ぐキリスト教大国を意味するとしている。米国と中国が組めば、強力なキリスト教国が日本を挟むことになる。おまけに韓国もキリスト教国であり、日本はキリスト教国に包囲されている。

 

「日本のお姉さん」などキリスト信者の全てが反日ではないが、日本キリスト教団は九条の会や韓国との連携を強めており、反日的傾向が強い

 

今回の中国へのバチカン承認は日本にとってもその意味は大きい。

 

◇参考/BBC9/21-中国北京新主教李山祝圣就任(中国語、写真有)

http://news.bbc.co.uk/chinese/simp/hi/newsid_7000000/newsid_7005900/7005955.stm

 

◇参考/太田述正コラム8/7-原理主義的キリスト教に飲み込まれる()中共

http://blog.mag2.com/m/log/0000101909/108936119.html?page=2

 

◇参考/唸声中国2006/12/17/本物のパンチェン・ラマは?(ニセモノの写真有)

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/88060/


写真左は1105000ドルで落札された円山応挙の群鶴図屏風、クリスティーズより

http://www.christies.com/presscenter/pdf/08152007/162420.pdf

写真右は対になる円山応挙の群鶴図屏風、こちらは日本にあるもの?状態はコチラの方がいいかな?

http://www.artgallery.nsw.gov.au/exhibitions/archived/2005/japanese_screen_painting/more_info

 

USFRONTLINE9/20-応挙の屏風絵、110万ドル超で落札~クリスティーズ、近衛元首相も所蔵】

江戸時代中期に活躍した画家、円山応挙(173395年)の作品で、近衛文麿元首相が所蔵していたこともある「群鶴図屏風(びょうぶ)」18日、ニューヨークの競売商クリスティーズで競売に掛けられ、予想価格を大幅に上回る1105000ドルで落札された。

 

この屏風は六曲一双で、1枚が縦157センチ、横350センチの大作。長寿の象徴とされる鶴が計23羽、金箔(きんぱく)を背景にして描かれている。1774年の作品という。

 

落札したのは欧州の個人収集家で、名前などは明らかにされていない。予想価格は30万~40万ドルだった。(時事)

 

◇唸声コメント

同日の落札額Top10は以下の通り、同日は日本と韓国の美術品451点が競売にかけられた。

http://www.christies.com/presscenter/pdf/09192007/95114.pdf

 

円山応挙の作品の落札者はEuropean Private、邦貨にすると12760万円也。円山応挙の作品は日本の財産であるが、欧米でも評価が高いことは素直に喜びたい。しかし、国宝級の屏風絵が近衛文麿氏からどのように流失して行ったのだろうか?占領軍絡みじゃないだろうな…?

 

Top10で気になったのが、25003500ドルで想定されていた金工鍔が91000ドルで落札されている。蛸のデザインが施された「越智通貫?」による金工鍔。写真がないので想像するしかないが、きっと素晴らしい鍔なのであろう。下記の日本で売られている金工鍔を見てもらいたい。蜘蛛のデザインを施したもの、これは15万円。

写真は江戸後期、如麟斎の蜘蛛図金工鍔(右は裏面)15万円、刀剣古美術店HPより

http://www.meishitou.com/shin_tsuba.html

こうした古美術を外国人の方が評価している???

 

 


写真は逮捕されるヌォン・チャ、新唐人より(動画もあり)

及柬埔寨大屠 赤柬二号人物被捕

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2007/09/19/a_64763.html

 

19日にタイ国境近くのPailinの自宅で逮捕された元人民代表議会議長ヌォン・チャはポル・ポト政権のNo2。当然ながらカンボジアの大量虐殺にも深く関わっている。その虐殺の数は200万人とも300万人とも言われている。

 

19754月、クメール・ルージュは首都プノンペンを占領し、個人財産を没収、四年間に拷問や処刑でその国の5/1から1/3の国民を死に追いやった。クメール・ルージュの指導者であるポル・ポトは若い頃に中国で訓練を受け、毛沢東にも会っており、中共政府はクメール・ルージュを支援したと言われている。

 

大量虐殺の中には華僑20万人も含まれていたと言う。たった30年前のことである。10年前より特別法廷が検討されていたが、支援国家の妨害が入り延期となっていた。

 

今回のNo2の拘束により、どこまで中共政府の関与があったかが明らかにされることと思われる。しかし、逮捕までの時間も長く、何らかの工作が行われていたと考えるのが妥当。

 

◇参考

Telegraph9/20-Former Khmer Rouge leader arrested in Cambodia

http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/09/19/wkhmer219.xml

 

Aljazeera Net 9/20-Special cell for Khmer Rouge leader

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/BF72AD9B-9343-440C-B79E-88E1078C0A5D.htm



◇参考/大紀元日本-カンボジア:170万人虐殺に加担したクメール・ルージュ政権NO.2逮捕
http://jp.epochtimes.com/jp/2007/09/html/d84522.html
『情報筋によると、19日に警察はチャ容疑者の自宅を包囲し、逮捕状を提示してから、十数台の車でチャ容疑者をヘリポートまで護送し、首都プノンペンへ直行したという。一方チャ容疑者の息子とその場に居合わせた数十人はただ呆然として見ていた。同容疑者は連行される前に、車の窓を降ろし、息子を一見した。隣人によると、同容疑者は身体が震え、両足で立っていられないように見えたという。』

 

唸声


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