■唸声米国/円山応挙の屏風絵、110万5千ドルで落札、日本に帰らず

| コメント(0) | トラックバック(0)

写真左は1105000ドルで落札された円山応挙の群鶴図屏風、クリスティーズより

http://www.christies.com/presscenter/pdf/08152007/162420.pdf

写真右は対になる円山応挙の群鶴図屏風、こちらは日本にあるもの?状態はコチラの方がいいかな?

http://www.artgallery.nsw.gov.au/exhibitions/archived/2005/japanese_screen_painting/more_info

 

USFRONTLINE9/20-応挙の屏風絵、110万ドル超で落札~クリスティーズ、近衛元首相も所蔵】

江戸時代中期に活躍した画家、円山応挙(173395年)の作品で、近衛文麿元首相が所蔵していたこともある「群鶴図屏風(びょうぶ)」18日、ニューヨークの競売商クリスティーズで競売に掛けられ、予想価格を大幅に上回る1105000ドルで落札された。

 

この屏風は六曲一双で、1枚が縦157センチ、横350センチの大作。長寿の象徴とされる鶴が計23羽、金箔(きんぱく)を背景にして描かれている。1774年の作品という。

 

落札したのは欧州の個人収集家で、名前などは明らかにされていない。予想価格は30万~40万ドルだった。(時事)

 

◇唸声コメント

同日の落札額Top10は以下の通り、同日は日本と韓国の美術品451点が競売にかけられた。

http://www.christies.com/presscenter/pdf/09192007/95114.pdf

 

円山応挙の作品の落札者はEuropean Private、邦貨にすると12760万円也。円山応挙の作品は日本の財産であるが、欧米でも評価が高いことは素直に喜びたい。しかし、国宝級の屏風絵が近衛文麿氏からどのように流失して行ったのだろうか?占領軍絡みじゃないだろうな…?

 

Top10で気になったのが、25003500ドルで想定されていた金工鍔が91000ドルで落札されている。蛸のデザインが施された「越智通貫?」による金工鍔。写真がないので想像するしかないが、きっと素晴らしい鍔なのであろう。下記の日本で売られている金工鍔を見てもらいたい。蜘蛛のデザインを施したもの、これは15万円。

写真は江戸後期、如麟斎の蜘蛛図金工鍔(右は裏面)15万円、刀剣古美術店HPより

http://www.meishitou.com/shin_tsuba.html

こうした古美術を外国人の方が評価している???

 

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://gakugo.net/unarigoe/mt-tb.cgi/3781

コメントする

唸声


世界のニュースネタをお届けします。映像や写真、色々な国の新聞もご紹介します。笑いあり、涙あり、グロもあり!世界には我々日本人の知らないことがいっぱいあります。

このブログ記事について

このページは、唸声が2007年9月22日 12:42に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「■唸声カンボジア/クメール・ルージュNo2拘束、中共関与明らかになるか?」です。

次のブログ記事は「■唸声中国/バチカンが中国司教を承認、この意味するところは?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ