2008年11月アーカイブ

写真はかなり大きい縁起熊手、亀戸一の焼鳥店「鳥雅」さんのもの/唸声撮影(2008/11/29)

 

今年の三の酉は土曜日と言うこともあって、たくさんの人で溢れていた。縁起熊手の取引があちこちで成立し、景気のよい手締めが行われている。ここにいると日本が本当に不景気なのか疑ってしまう。

 

『縁起物の代表である熊手は、鷲が獲物をわしづかみすることになぞらえ、その爪を模したともいわれ、福徳をかき集め、鷲づかむという意味が込められている』ウィキペディアより

 

3000円の小さいものから、巨大なものまでたくさんの熊手が売られていた。当然、値段がある訳ではない。写真のものは、亀戸の焼鳥店「鳥雅」の熊手、価格は十数万円也、二万円値引いてもらったが、その分はご祝儀で渡したそうだ。

 

店主の笹岡氏に聞くと、景気は良かった時は、店に飾る熊手にお客さんからのご祝儀のお札が数十万も差し込まれていたとのこと。

 

下衆なことを言うようだが、縁起熊手に領収書はない。当然ながら、ご祝儀にもない。熊手商の会計がどうなっているのか分からないが、神の領域なのだろうか?

 

まぁ、細かいことは言わず、神頼みする神がいる国に感謝することにしよう。

 

 

写真は汚職で逮捕された重慶市宣伝部部長張宗海()、同副部長兼重慶市ラジオテレビ局局長張小川()/看中国より

 

この張兄弟は汚職により2005/12に刑が確定している。兄の小川が収賄罪・巨額財産来源不明罪・職権乱用罪で懲役17年、弟の宗海が収賄罪・脱税で懲役12年、ギャンブル好きの張兄弟がマカオで摩ったのは1億元≒14億円はあったのではないかと言われている。

 

さて、兄の張小川であるが、最近になって、ギャンブルだけでなく、女性も大好きで70人以上の愛人を囲っていたと噂されている。金もだが、体力も凄い。そのうち30人はテレビ局関連、小川は「採花大盗(花大泥棒)」と呼ばれていたほどたくさんの雌蕊を摘んでいた。

 

手を出した後、菫と言う愛人はキャスターになり、広告部の副主任にまでなった。また、広電局幼稚園の彭先生は、有線ネット会社の人事処長に、ある病院の看護婦さんはケーブルテレビ局の文芸部主任となっている。職権乱用甚だしく、精を出した後は職の斡旋にまで精を出していたことになる。

 

もう一つの疑惑は、麻薬を吸っていた息子の殺害である。息子は重慶テレビ局に就職させていたが、麻薬を覚えて、父に金の無心に来る。それも金をくれないならば、父の汚職を言いふらすと性質が悪い。手に負えなくなった小川がある広告会社の社長に頼んで、殺し屋を雇い、自分の息子を殺害させた可能性があるとしている。

 

こんなとんでもない男が党組書記も担当していた。息子の件が本当だとすれば、殺人罪が加算され、死刑になるかも知れない。

 

70人の愛人達はその後どうしているのだろう。密告社会の中国ではすぐにこの辺りの事情は分かってしまう。折角の地位も「春()の小川」だ?春の小川はさらさら行くよ~

 

看中国11/27-前广70

http://www.secretchina.com/news/272555.html

 

 

写真は甘栗、寒くなるとあの香りが懐かしい/看中国より

 

11/24、新華社の記事によると、あまりにも艶がある甘栗には注意が必要だと書かれている。

 

北京市海淀区の衛生監督署の周氏によると、一部の行商人が見た目をよくする為に、栗を炒る際に工業用のパラフィンを添加すると言う。工業用のパラフィンは発癌性物質であり、多量に摂取すると脳神経と肝臓などの器官に病理変化を起こすようだ。

 

つまり艶のある甘栗は工業用のパラフィンが使われているので、食べないようにと言うこと。

 

また、甘栗を甘くするためにサッカリンを加えるものもあると言う。甘さの後に苦味が来るのが特徴。

 

人工甘味料のサッカリンはかつて日本では禁止されていたが、米国の解禁とともに日本でも解禁されている。尚、中国では日本で禁止されているチクロもOK。甘いものにはご用心!

 

記事には露店の甘栗屋は衛生上の問題もあり、食べないように注意を呼びかけている。

 

日本の甘栗に工業用パラフィンやサッカリンが使われているとは思わないが、輸入モノはどうなのだろうか?そう言えば、かつての天津甘栗の利権は社会党にあったと聞く。「バノコン(バナナ・海苔・蒟蒻)」利権などと共に有名な話だと聞いたことがある。

 

バナナは安いし、海苔は韓国からも入ってくる。蒟蒻ゼリーは苛められているし、バノコン利権もなくなったのかな?とすれば、天津甘栗利権は???

 

看中国11/24-糖炒栗子随风飘香:工石蜡使之光亮(

http://www.secretchina.com/news/272074.html

 

 

写真はバス運賃として使われた偽硬貨の麻袋/看中国より、この偽1元硬貨はこれから何処へ行くのやら???

 

中国の偽札・偽硬貨は特別なものではなく、ごく普通に社会に流通している。お釣りなどで偽札・偽硬貨をつかまされたら、そのニセモノをまたどこかで使うと言うババ抜き方式でニセモノを廻している。

 

その偽札・偽硬貨のババ抜きの格好の標的として、ワンマン化によるバス運賃箱が狙われている。11/20、瀋陽晩報は瀋陽康福徳高バス有限公司では年間に40万元≒560万円もの偽硬貨がバス運賃から発見されていると報道した。瀋陽市内のバス運賃は1元。

写真左が偽1元硬貨、右がホンモノ、ニセモノはコインの側面に機械の跡が残っているが、ホンモノは滑らかである。

http://free.21cn.com/forum/bbsMessageList.act?currentPage=1&bbsThreadId=1454264

 

このニセモノ硬貨が運賃箱に投げ込まれても、運転手はきっと気が付かないだろう。

 

福建省福州市でも公共バスへの偽硬貨が1年間に7トンにもなると発表している。1元硬貨の重さは約6gなので、1,166,600枚にもなる。すなわち116万元。40万元どころでない。

 

雲南省昆明の公共バスからも毎月10万元の偽硬貨が見つかっていると言う。

 

偽1元硬貨を製作するのにいくらかかるか分からないが、なんとも無駄なことに精を出すものだ。バス会社も偽硬貨がこれ以上増えると経営もおかしくなろう。

 

運賃箱に真贋識別装置をつければよいのだが、バス会社はその装置の費用に躊躇していると言う。正直なところ、識別装置を作っても、すぐにそれに対応した偽硬貨が作られるであろう。プリベイドカードにすれば、偽プリペイドカードが作られるだけ。この国のニセモノ志向は歴史に裏打ちされたもので、そう簡単に軌道修正はできない。

 

看中国11/22-公交假 城年收40万(

http://www.secretchina.com/news/271826.html

大紀元11/23-昆明公车每月收人民10万元假硬

http://www.epochtimes.com/gb/8/11/23/n2338752.htm

 

 

 

写真は四川大震災に遭った子供の手と足/看中国より

 

11/21、四川省の魏宏常務副省長が四川大震災で亡くなった学生の数が19065人であることを発表した。

 

悲惨な写真を改めて見ると胸が痛くなる。かわいそうな子供たちの姿は全てオカラ工事によるもの。大人の汚い拝金主義が子供たちの将来を消し去った。

 

2008/5/12、中国四川で自然の猛威もあったのだが、被害の多くは人災が引き起こしたものであった。あまりにも多くの人の命が失われた。

 

この大震災に反省することなくオカラ工事は続けられ、メラミン牛乳など食の安全も拝金主義の前に失われている。この国に反省と言う言葉はないのか?このまま突き進むと自滅してしまうのではないかとブレーキをかけるのが普通であるが、この国では自助作用が働かないのか?

 

そんな折、綿陽市で第三の自殺事件が起きた。綿陽市人事教育処長の何宗華氏(40)11/19、ビルの15階より飛降り自殺をしている。大地震と関係ないとしているが、19065人の子供たちの魂の重さに耐え切れなかったのではなかろうか?

 

看中国11/20-今天看来格外心酸惨烈纪实(18人士勿入)组图

http://www.secretchina.com/news/271619.html

18歳未満はお断りとしている。あまりにも可哀想な子供たちの姿が写されており、見る方はそのつもりで見ていただきたい。

 

綿陽市人事教育処長の自殺事件に関して↓

看中国11/20-又一官跳楼自!:是地震(

http://www.secretchina.com/news/271661.html

 

RecordChina11/22-<四川大地震>おから工事が主因?学生の死亡、19065人に】

20081121日、四川省の魏宏(ウェイ・ホン)常務副省長は中央政府主催のプレス発表会で、四川大地震で亡くなった学生の人数について触れ、「最終の確定データではないが、現段階で学生の死亡者数は19065人に上っている」と発表した。「中国新聞網」が伝えた。

 

魏副省長は、「死亡者の確認作業は中央政府と共同で進めているが非常に複雑で、様々な情報を細かく突き合せて確認しなければならない」とし、「死亡した方々だけでなく、失踪したり行方不明になっている方々も非常に多い。公開された氏名や戸籍、被災地点およびその他詳細情報をすべてチェックし、確認の取れたデータのみを発表している」と作業が難航していることを示した。

 

また、おから工事(手抜き工事)の疑いを持たれた校舎の倒壊などによって多くの犠牲が出た学生の死亡者数については、「死亡者全体の確認作業とともに行っているが、現段階で確認されている学生の死亡者数は19065人に上っている」と話し、「今後も確認が取れ次第公表していく」と語った。(翻訳・編集/HA

http://www.recordchina.co.jp/group/g26056.html

 

 

 

凄い色の塗料、これがゼリーの色になる?/看中国より

どんな臭いがしているのか?

工場と言うよりも民家に機械が置いてあるようだ

まるでオモチャを作っているような感じ

どうしても食べ物を作っている工程には見えない

おばさんのほっぺも同じ色だ

始めの黄色の塗料はこのゼリーに使われた

 

衛生的とはまるで縁遠いゼリー、と言うよりも食べ物とは思えない製造工程だ。働いている人間は決して食べないだろう。「こんにゃくゼリー」で大騒ぎするよりもこんな「とんでもないゼリー」を絶対に輸入しないでもらいたい。

 

「無添加!このゼリーには天然素材は一切使われておりません」なんて注意書きがあるかも???

 

こんなゼリーを食べると、間違いなくゲリーだ!

 

看中国11/19-组图:劣“恐怖制作全程”(

http://www.secretchina.com/news/271555.html

 

写真は安くて美味い羊肉串だが・・・/看中国より

 

ある料理人によれば、何の肉が使われているか分からないとされている羊肉串に、意外にも豚肉が使われていると言う。それは羊肉が1kg20元に対して、豚肉は1kg14元で安いから。

 

「羊肉精」と呼ばれる調味料を振りかければ、豚肉も羊肉に変わるらしい?と言うことは、やはり何の肉でもこの調味料で羊肉に変わるのだろうか?

 

それからケシの実の粉を使うと言う。これは焼烤店や火鍋店はみんな使っているらしい。ケシの実に含まれるモルヒネはごく微量であり、日本でも中国でも禁止されていない。この粉を使うと料理人曰く、「リピーター客は多い」そうだ。

 

唸声も一月に一回は火鍋が食べたくなるのもケシの実の所為か???

 

ちなみにシンガポールではケシの実の粉は禁止されている。

写真左は羊肉精粉、右はケシの実の粉/販売サイトより

 

看中国11/18-自曝:羊肉精加粟籽烤出上羊肉串(

http://www.secretchina.com/news/271326.html

 

 

写真は「快楽小魔魚」と呼ばれるキーホルダー、中には魚が泳いでいる/看中国より

 

湖南省の長沙公園で密封されたハート型のビニールの中に生きた魚を入れて、アクセサリーとして売っている。販売をしている男は、このままで2~3ヶ月は生きていると言い、高濃度酸素と栄養液を入れてあるから、密閉され餌がなくても大丈夫だと話している。

 

1個4元で毎日100個、売れる時で600個も売れる。中国全土となれば、すさまじい数の活きたお魚キーホルダーが売れているのだろう。

 

しかし、2~3ヶ月も生きるのかと言うと、キーホルダーを買った周さんは残念ながら、2日で死んでしまったと話す。

 

餌もやらず、狭い水の中で空気も入ってこない、常識で考えてもすぐに死ぬであろうことは分かる筈だ。なんとも残酷なアクセサリーである。これを哀れだと思わないのが、この国の人々の考え方なのか?

 

お腹を上にして死んだお魚キーホルダーはきっと捨てられてしまうのだろう。死んだらまた買う?だから4元の命・・・。

 

卸売りサイト↓全国統一価格で11.5

http://shop.96519.net/news.asp?NewsId=108

動画で販売の様子も見られる。何でも『中国人的爱鱼之心』だって?

 

看中国11/17-沙街头现残忍配被密封当匙扣

http://www.secretchina.com/news/271238.html

 

 

写真左は喉薬「」たぶん本物、右はコピー薬「」、木偏と手偏の違いだが、本物は薬品(国薬準字Z20053117)でコピー品は健康食品(国食健字G20050858)/販売サイトより、

ちなみにも発音はningと同じ、つまり商品名の呼称は同じ。

 

以下の写真もこの薬のコピー品。どれも同じデザイン、漢字を分からない外国人には区別できないであろう。中国人でさえ、間違えるのだから・・・。左上は本物、たぶん。

 

 

 

 

この喉薬は12元から15(170円より213)で売られている。こんな低価格のものにまでコピー品が存在する。それもここに提示しただけでも4種類もある。たぶんもっとあるのだろう。

 

中国では基本的に騙す方よりも騙される方が悪いと言われる。こうしたニセ薬やニセ食品・ニセブランドの中で育てば慢性化し、神経も麻痺する。新たなものを作るよりも真似をする土壌が出来上がっている。

 

比較的良いコピー品?は同じ成分が使われている。しかし、中にはまったく薬効成分など入っていないものもある。さらに悪質なものは違法物質や毒物が入っているものもある。中国製の薬には十分注意されたい。

 

RecordChina11/15-<偽>薬品のコピーブランド製品が流通、症状悪化の危険性も】

20081114日、家庭保健報は薬品のコピーブランド製品が中国で出回っていると報じた。オリジナル薬品同様の医療効果は期待できないとして、国民に注意を呼びかけている。

 

河南省開封市に住む馬(マー)さんは先ごろ、のどの不調を感じて医薬品「慢厳舒檬」を購入した。しかし半分ほど使用したところでパッケージの文字が「慢厳舒寧」と一字違いであることに気がついた。中国の簡体字では檬と寧の違いは木偏があるかないかの違いに過ぎない。しかもパッケージをよく見ると、「国食健字」との表示があり、なんと薬品としての認定も受けていない健康食品であることがわかった。

 

こうした医薬品のコピーブランドは無数に出回っている。もちろん正常な効果は期待できないばかりか、時には症状を悪化させてしまうケースまであるという。同紙は薬品の購入前にはパッケージに「国薬準字」という文字が表示された、承認された医薬品であることを確かめるべきと警告している。(翻訳・編集/KT

 

 

写真はゴミ溜めのような三峡ダム/看中国より、一体どんな臭いがするのだろう?

 

記事によれば、水質に問題ないとしているが、垂れ流し文化が、水質を悪化させる。ゴミ処理場や汚水処理場も稼動していると言うが、なにせ人口の多いお国柄、処理が追いつかない。

 

三峡ダムの完成は来年だが、既に発電は2003年より行われており、2008/10/29までに発電累計は2700億キロワットとなり、1キロワットを6元とすると16千億元≒224千億円を生み出したと中国の新聞に書かれている。

 

電気か環境か面子か?

 

光明網11/11-三峡工程:人水和见证

http://www.gmw.cn/content/2008-11/11/content_858185.htm

 

三峡ダムの水位に関しては以下のサイトの左下をご覧あれ

http://www.ctgpc.com.cn/index.php

 

看中国11/12-中国三峡区形成触目惊心的“垃圾(组图

http://www.secretchina.com/news/270581.html

 

RecordChina11/12-漂流ゴミ大増殖中!三峡ダムが一掃作戦―重慶市】

20081111日、来年完成予定の三峡ダム建設にあたり、その水位が上昇中の重慶市雲陽県では、このほどの季節風や豪雨の影響で大量のゴミが流れ着き、見る間に水面を覆いはじめた。このため、現地環境衛生部門の組織した清掃チームが出動、漂流ゴミ一掃作戦に乗り出した。

 

現在、水深175mまで貯水量を増やしている三峡ダム。水質管理と水運の運行状況は問題なく、生態環境も良好だが、このほどの季節風や豪雨の影響で支流などにゴミが流れ込んだ。現在、ダム沿岸の各県では緊急策を講じて清掃人員の増量を行っている。

 

連日、必死の作業に取り組む清掃員らだが、ゴミ撤去作業には半月ほどかかると見られている。(翻訳・編集/愛玉)

http://www.recordchina.co.jp/group/g25726.html

 

 

唸声


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