2008年11月アーカイブ

写真は輸出用の衣服の卸・小売の看板、黄印の部分が1元よりとなっている/Ku6映像より

批が卸売りで、零が小売を表す

写真は最終日3元との広告/ Ku6映像より

 

1元は客寄せだろうが、3元≒42円で売っても利益が出るという。世界の工場たる中国で工場の倒産が相次ぎ、輸出用の衣服が広州の繁華街である上下九路に流れてくる。原価30元のセーターも9元で売られている。

 

原宿の竹下通りで売っている服は韓国の東大門で仕入れているようだが、こうした話はすぐに伝わるだろう。怪しげなアフリカ系のお兄ちゃん達も広州へ仕入れに行くに違いない。

 

服なら安ければ売れるが、おもちゃはどうだろうか?鉛入りのおもちゃが今や大量に倉庫に積まれている。

 

映像Ku6 11/10-广州1元衣服,金融危机外广州惊1元衣服”

http://v.ku6.com/show/fAHOj_cxr1Y9-O-l.html

 

【中国最新情報11/11-珠江デルタのアパレル産業、販売不振 広州の街頭で1元の服】

 「在庫処分の大安売りで、輸出用の服が11元からだよ!」広州の上下九路では、在庫処分の安売りの店がこんなかけ声を張り上げる。

 

 こうした店の服は安く、1元から9元とまちまちだ。業界関係者によると、今年のアパレル市場は不景気で、アパレル業者は多くの在庫を抱えている。これまでは輸出での在庫整理が可能だったが、2008年からは輸出も不振となり、中国国内で在庫を処分せざるを得なくなった。

 

〈経営陣は在庫処分のコスト度外視〉
 「在庫処分の衣服は売りやすい。毎日何百着、多いときには数千着を売る。すべて新品で、倉庫から仕入れている。品質に問題はない」本紙が服の品質について尋ねると、ある安売り店の販売員はこう答えた。

 

 「今は輸出ビジネスも困難だ。倒産に追い込まれた珠江デルタ地域のアパレル工場は少なくない。ある友人の在庫処分のための販売を手伝ったが、コスト度外視だった」別の安売り店の経営者・譚さんはこう話す。

 

 「まだ倉庫に大小とりそろえて何十箱と在庫が残っている。数千着あるが、すべて新品だ。2日ほど前に2千着卸したばかり。売りたいものは幾らでもある」 こうした服の在庫処分では、販売しても数元の赤字になるという。不景気で市民の「在庫処分」の利用も以前に比べ目に見えてふえている。この2か月で2割近く売り上げがふえたという。

 

〈在庫処分、輸出から国内へ〉

 3元や9元の服で一体幾らもうかるのだろうか。広州のある有名なアパレル卸売市場で働く呉経理によると、安売り店は利益が出るが、メーカーが損失をかぶっているという。

 

 「一般的に、上下九路の安売り店で売られている服は、中国本土のメーカーが抱える在庫品」と呉経理は話す。

 

 メーカーの在庫処分ルートは2つある。1つは東南アジアやアフリカ諸国への輸出、もう1つは流通量が多い上下九など地方の店舗への売却だ。

 

 2008年は輸出が芳しくなく、メーカーが抱える在庫の輸出ルートでの処分もままならない。このため続々と国内に在庫品が流れ込む。

 

 「従業員500600人規模の中規模アパレルメーカー1社が抱える在庫は、現在5万着以上ある」呉経理によると、こうした在庫の大部分は国内の販売ルートでしか処分できないという。

 

 それでも、安売り店は1030%の利益を維持している。19元のセーターの場合、仕入れ値は7元で20%余り利益が出る。だが、メーカーからすれば、こうしたセーターには30元はコストがかかる。

 

 「どうしようもないのでは。在庫のまま放置していれば損失がかさむだけだ」呉経理は、多くのメーカーは経営難に陥っていると指摘する。「倒産したメーカーもあれば、耐え忍びつつ在庫処分に急ぐメーカーもある」

〔新京報2008113日〕

http://www.bizchina.jp/modules/nweek/

 

 

写真は未完成の済南市五輪体育センター、7/27の火事に続き、またもや火事の災難続き/大紀元より

 

11/11 十一時半頃、25億元も使った完成前の済南市五輪体育センターで二度目の火災が起きた。四時間半後にやっと鎮火、蓮の花形の外側部分を焼いたが、原因は分かっていない。

 

前回の火事の原因はアーク溶接と言われているが、二度目の火事に呆れるばかりだ。

 

この体育館は来年に使用する予定で建設されているが、二度もケチのついた体育館だけに投資(闘志)も燃えるのか?それとも燃え尽きるのか?意外に迷信深い中国人、さてどうする???

 

大紀元11/11-相隔4个月 南奥体中心再大火(動画も有り)

http://epochtimes.com/gb/8/11/11/n2326354.htm

 

中国/ミニ鳥の巣炎上、山東省済南市の体育館、まさかテロ???2008/7/28

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/659419/

 

 

写真は刺された小学生と刃渡り20cmはあろうと思われるナイフ/看中国より

写真は血を流す小学生の遺体と犯人の范某(右手)/看中国より

 

11/6 午後420分頃、江西省南昌市の小学三年生斉韮ちゃん(仮名8)が下校中に突然ナイフで刺されてその場で死亡した。

 

目撃者によると中年の女性が手にナイフを持って立っており、その傍らに口から血を吐いている小さな女の子が横たわっていたと言う。

 

別の目撃者は、中年の女性には死んだ子供と同じくらいの男の子がいて、持っているお金をその子供に渡すとその現場から去らせ、女はそこに残ったと言う。

 

女は范と名乗るが、事件については一切話さず、警察に連行された。

 

悲嘆にくれる斉韮ちゃんの父親は、范某の家は自分の家とそれほど遠くなく、范某の子供と殺された少女は同じ学校だと記者に話した。

 

南昌市公安局では事件について発表をしていない。

 

なんとも悲惨な事件だ。それにこうした写真が新聞に出るのも中国ならではだろう。日本の新聞ではまずありえない。

 

産経新聞の記者だった高山正之氏が、かつて白昼のニューデリーで焼き殺されたばかりのシーク教徒のくすぶっている遺体写真を載せようとしたところ、ゲラ段階でボツにされたと言う。理由は「朝の食卓で見たら嫌な気分になる」と編集長、散々盾を付いた結果が芸能面への左遷とのこと。<ジョージ・ブッシュが日本を救った96頁より>

 

唸声は編集長でもあるので、あえてこの写真を載せることにした。悲惨な少女よりもその少女を見る野次馬にご注目いただきたい。さすがに笑っているバカ者はいないが、無機質な視線と人を見る目ではなく、モノを見る目であることを見逃さないで貰いたい。

 

これが日本と中国の徹底的な文化の違い、日本でも同じような凶悪な事件もが起きるが、こうした人の目はない。

 

この事件には子供同士の陰湿なイジメがあったのかもしれない。それを母親が恨みを晴らした?そんな単純なものではないかもしれない。いずれにしても8歳の子供にナイフを突き刺せる精神はまともではない。

 

看中国11/9-南昌一女当街8小女孩(

http://www.secretchina.com/news/270169.html

 

 

 

 

写真はダライラマ法王とオバマ氏(2005)/チベットニュースより

 

オバマ新大統領の初めての賓客がダライラマ法王と言うのもとても面白い。

 

中国の僕である某新聞社が本音で載せた「五輪前 どうにも邪魔な 生き仏」が思い出される。中国にとってダライラマ法王は目の上のタン瘤どころか、悪魔と呼んでいるほど邪魔な存在。

「五輪後も なんとも邪魔な 生き仏」ってところが、中国の本音だろう。

 

中国寄りと言われるオバマだが、ダライラマ法王と会見し、中国に楔を打った。単なる人権意識で会見をしたのではあるまい。これからの中国との外交を考えてのことに違いない。

 

相手の嫌なことをしないと言う天下のバカ宰相が居たが、こんなことを言っていたら外交は成立しない。飴と鞭の使い方で飴はより甘くなるし、鞭はきつくなる。

 

日本のメディアもオバマ大統領誕生でよろこんでいるが、米国にとってどうであれ、日本にとってはマイナス面が今後出てくるであろう。財政難の国政を立て直すためにクリントンのやったようなことも試みられるかもしれない。

 

ダライラマ法王との会見しかり、きれいごとでは政治は成り立たない。

しかしながら、ダライラマ法王の外交術は素晴らしい。まつりごときれいごとでまとめてしまう。

 

Tibetan News & Culture11/7-HIs Holiness the Dalai Lama & Tibetan Parliament in Exile Congratulate Barack Obama

http://www.tibetcustom.com/article.php/20081107073149110

 

【宮崎正弘の国際ニュース早読み11/7-オバマ次期大統領がダライラマと会見】

 6日、オバマ次期米国大統領は、おりから訪米中のダライラマ法王と会見した。

 当選直後にあった外国人賓客の第一号がダライラマ法王であったことは、オバマ外交の未来を占う上で重要なヒントを与えてくれる。

 ダライラマは中国の人権弾圧と宗教の自由への弾圧、高度の自治の要求などを簡潔につたえて、さらなる理解と支援をもとめた。

 上院議員時代にもっともリベラルだったオバマは、人権問題でもっともうるさい活動家でもあった。

 中国との関係がブッシュ時代の蜜月ムードから数歩の後退をみせるか、どうか。北京が神経を尖らせている最中の会見となった。

 

同ニュース11/8より

(読者の声3) 一つ面白い情報に気がつきました。

オバマ氏が当選後の11月6日、カナタ、フランス、英国、日本、韓国、オーストラリア、ドイツ、イスラールの9カ国の首脳と電話会談を行いましたが、唯一、中国首脳とはやっていません。それは一体何を意味するのか、先生の分析をお聞きしたいと思います。 (HI生、神戸)

 

(宮崎正弘のコメント)おそらくダライラマ法王と面会したことへの抗議でしょう。

 

 

写真は南京・文安街、開店準備中のブランド店、なにげない光景だが、一つ一つよく見てみると・・・/看中国より

左はPizza Hutならぬ、Pizza Huh、右はHäagen-Dazsならぬ、Haagon-Bözs

左は7 ELEVENならぬ、T ELEVEN、右はMcDonald’sならぬ、McDnoald’s

左はSTARBUCKSならぬ、BUCKSSTAR、右はWatsons屈臣氏ならぬ、WATONS曲同氏

これは中国ブランド、左は北京オリンピック開会式の際、ワイヤーアクションで走っていた李宁氏のスポーツ用品ブランド「Li-ning」、ここではLI-MING、右は台湾資本のケーキ&パン屋のIchido、中国では有名、帝国ホテルのパティシエが技術指導をしているというので本格的だ、ここではIchidQ

 

ここまでニセモノを集めるのも見事なものだ。ニセブランドなので当然提供される商品もニセモノ。これが中華文化?面子を重視する方々も見て見ぬ振り!

 

看中国11/7-雷倒你,南京文安“名店”街(组图

http://www.secretchina.com/news/269974.html

 

南京・文安街の地図↓

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&lr=&q=%E5%8D%97%E4%BA%AC%E3%80%80%E6%96%87%E5%AE%89&um=1&ie=UTF-8&sa=X&oi=geocode_result&resnum=1&ct=title

 

15年後のある留学生の会話

男「日本は戦後物真似で伸びたと言うけど未だに物真似だらけじゃないか」

女「そうねぇ。T-イレブンじゃなく、セブンイレブンだって、変な名前ね」

男「あそこにバックススターのニセモノコーヒー店があるから入ってみよう」

女「ねぇ、国に帰ったら、スターバックスって名前にして、コーヒー屋でもやろうか?」

 

 

以下は本物のLi-ningIchidoブランドの商標

写真はトラックをも押し流す土石流/看中国より

http://www.secretchina.com/news/269770.html

他にも写真有り↑

 

雲南省で11/2から発生した豪雨により、道路、貯水池、通信、電力設備などが深刻な被害を受けている。被災者は127万6千人と桁の違う大きさである。ここまで被害を拡大させたのは、豪雨の所為か?お役人の所為か?はたまた・・・?

 

RecordChina11/5-土石流の死者40人に―雲南省】

2008115日、中国民政部の発表によると、雲南省で今月2日発生した豪雨による土石流被害は同日午前11時の時点で死者40人、行方不明者43人、負傷者10人となった。新華社が伝えた。

 

同省楚雄イ族自治州、昆明市、大理市など11の市と自治州は、2日から豪雨に見舞われ、一部地域で地すべりや土石流が発生、特に楚雄イ族自治州の楚雄市と双柏県の被害が深刻だった。

 

統計によると、全省の被災者は約1276000人で、これまでに6800人が緊急避難している。倒壊家屋は6187棟、損傷を受けた家屋は約18400棟で、経済損失は59200万元(約888000万円)に上った。民政部と財政部は5日、被災者の避難と家屋の修復作業のための救済資金として1300万元(約19500万円)を投入した。(翻訳・編集/MY

 

 

写真は海南大学の「急性腸伝染病予防に関して」の通告/看中国より

 

<通告の内容>

1. 111日より、全校の教職員とその家族は外出を減らし、学生は原則として外出を禁ずる、仕事、勉強と生活はできるだけキャンパス内で済ますこと。

2. もし学生が特別な事情が有り、校外へ外出する場合は、クラス担任に必ず休暇を取らなければならない。クラス担任はしっかりと登録を行い、休暇願いを発行する。学生は休暇願いを持って校門へ行き、学校の門衛は厳格に管理して検査を行う。

 

8名の学生がコレラで海口市疾病コントロールセンターにて隔離、下痢症状の22名もコレラと断定されていないが別病院で隔離されている。いずれにしても、症状の出ていない学生も大学内から出られないので、病院か大学かの違いだけで、ある意味隔離されているのだ。

 

新華社によれば、下痢の症状の学生は出なくなったとし、コレラの感染源と見られる食堂も閉鎖した。感染を広げた理由は、学生寮のトイレの下水道が詰まって糞便が外へ流出したことのよるものらしい。何ともバッチイ話だ。↓大学の門での厳しいチェックの写真有り。

http://www.hq.xinhuanet.com/news/2008-11/04/content_14829642.htm

 

コレラは不衛生な環境で経口感染する。食堂のオヤジ(オバサン)がトイレに行っても手を洗わない習慣が続く限り、コレラは何度でも起きる。

 

看中国11/4-海大校园"霍乱":家揪心()

http://www.secretchina.com/news/269540.html

 

 

写真は羊城晩報2008/11/2より、不合格牛乳を廃棄しているが、河に垂れ流しにして、河が白く濁っているのが分かる。未だに不合格乳が河を白く濁すほど出ているのが不思議だ。

http://www.ycwb.com/ePaper/ycwb/page/1/2008-11-02/A01/78481225597590598.pdf

 

広州市白云区石井潭村の圧縮ゴミ処理場で大量の不合格牛乳が廃棄されているが、圧縮する際に中身の牛乳が溢れ出し、処理場のそばの河へ流れ込んでいることが分かった。

 

羊城晩報の記者が11/122時半頃、ゴミ処理場に行くと牛乳パックの圧縮廃棄処理(上記写真)が続けられていた。牛乳は圧縮機械に搾られて、大量に流れ出してくる。この牛乳が下水管に流れ込み、石井河支流に注ぎ込んでいる。

 

この流れ出した牛乳が翌日になると気温の上昇でたまらない臭いとなる。記者が言うには、ゴミ処理場では牛乳の清清しい?匂いだが、河からの風が来るとたまらない悪臭に包まれるそうだ。

 

牛乳を拭いた雑巾の臭いを思い出してもらいたい。今でもオェッとくるなぁ。おまけに中国の河だから、糞尿も流れ込んでいる。汚水と牛乳の合作で唸声の頭では理解できない悪臭が生まれていることだろう。

 

それほど遠くない下流に浄水場の取水口があると言う。一体、どんな水になるのだろう。

 

それにしても不合格牛乳が未だにたくさん出るのはどうしたことか?メラミンを入れない牛乳は栄養基準値に満たないのだろうか?メラミンを入れることでたんぱく質数値が上がるだけでなく、牛乳臭も抑えられるそうだ。一体、どんな牛乳が不合格になっているのか?知りたくもない!

 

羊城晩報11/2-问题奶漏夜直排石井河涌

http://www.ycwb.com/ePaper/ycwb/html/2008-11/02/content_346725.htm

 

 

写真上は政府庁舎内の食堂で麻雀をする男達、丸印は政府幹部、下は記者からカメラを取り上げようとする食堂の店員?/大紀元より

 

10/29午後3時半、河北省石家庄市趙県南柏舎鎮政府内の部屋で麻雀をする男達を河北青年報の記者が写真を撮った。

 

南柏舎鎮の田立強鎮長は、この部屋は庁舎内の食堂であり、経営は個人(写真上の立っている男)にまかせていると言う。また、この中に幹部職員の趙英潮(丸印)がおり、30日間の停職処分にしたことも明らかにした。

 

記者は男達に殴られ、命には別状はないが、胸を鋭利なもので刺されている。カメラは奪われ壊されたものの、写真はカードに保存されており、こうして表面化することとなった。もし、写真がなければ、この事件は闇に葬られていたかもしれない。

 

麻雀には政府幹部が一人入っていたと言うが、政府内の食堂なのに他の三人は何者なのか?賭け麻雀云々と記事に書かれている。当然、賭けない筈がない。食堂は委託であっても不思議ではない。但し、政府と関係ない三人の男が麻雀をするようにセキュリティーなどなにもない。こうしたことも、いい加減な地方政府の実情の一端である。

 

政府職員は、食堂で麻雀をすることは周知なのであろう。これじゃ、まじめにやろうとする気など起きない。給料が少ない分、麻雀で稼ぐのか?それとも稼がしてもらっているのか?調べれば色々なことが出てくるに違いない。

 

下の写真の男を見た時、猿人のイメージとダブった。かなり原始的なのだろう。

 

大紀元10/31-政府官上班玩麻将 者拍遭群殴

http://epochtimes.com/gb/8/11/1/n2315853.htm

 

唸声


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