
写真は中国安徽省公安で採用されているNEC指掌紋自動識別システム、同システム構築後3カ月以内の事件解決数は、2010年通年の事件解決数を上回っている/中国PCHOME(2011/7/8)
http://article.pchome.net/content-1358104.html
警察庁は、指掌紋自動識別システム(NEC製)にプログラムミスがあり、2007年1月より登録された10万2千件が誤登録されていると発表した。最終確認は目視によるので、この誤登録による誤認逮捕はないが、余罪追求が出来なかった面もあるとしている。
ただ、NECの指掌紋自動識別システムは世界的にはトップの高認識率を誇っており、日本を始め、米国24州、世界30ヶ国以上の警察・司法機関・入国管理局などにおいて活用されている。(2009年当時)
警察庁によると、NECが2007年1月にシステムの更新作業を行った際、現場掌紋の特徴を数値化するプログラムに、誤って指紋用のプログラムを更新したため、照合精度が1割程度低くなっていたという。2011年5月上旬に同庁職員が不具合に気付き、今月上旬に同社が原因を突き止めた。指紋の識別システムには問題はなかったという。
5ヶ月間も原因が掴めないとは情けない。このNECのミスは徹底的に調査すべきである。外務省を狙ったウィルス同様に日本の捜査をかく乱する目的があるかもしれない。まさか?そんな間抜けなことを言っていると日本は知らない間に雁字搦めにされてしまう。ハトカン民主の間にも深く深く侵攻していると考えなくてはならない。なにせ、人民解放軍の野戦司令官が日本にいるので。
【IZA10/27-掌紋照合10万超が誤登録 余罪見逃しの可能性も】
警察庁は27日、容疑者から採取した指掌紋と犯人が犯罪現場に残した指掌紋をデータベースに登録して自動照合する「指掌紋自動識別システム」で、現場から採取した掌紋を数値化するプログラムの一部に取り違えがあり、照合に不正確があったと発表した。システムを納入したNECのプログラムミスが原因で、システムを更新した平成19年1月以降、約10万2千件が誤って登録されていた。
掌紋が一致するかの最終的な確認は目視で行っているため、プログラムミスに伴う誤認逮捕はないが、余罪を見逃していた可能性があり、警察庁で再照合作業を進めている。
犯罪現場に残された犯人の掌紋については、都道府県警が採取後に画像をコンピューターに読み取って目視による補正をかけ、特徴点を抽出して警察庁の「遺留掌紋ファイル」に登録する。一方、容疑者から採取した掌紋についても同様の手順を経た上で、警察庁の「押なつ掌紋ファイル」に登録。いずれの掌紋も登録と同時に指掌紋自動識別システムで相互に照合して類似の掌紋を選び出し、最終的に目視で確認して余罪の有無の確認や犯人の特定につなげている。
問題があったのは、掌紋の特徴点を抽出して数値化するプログラム。19年1月にシステムを更新した際、指紋用のプログラムと取り違えたことが原因で、類似の掌紋を選び出す際に誤差が生じて照合が不正確となっていたという。指掌紋業務の担当者への研修を行っていた今年5月、警察庁がプログラムミスに気付き、NECに調査を指示した。
この間に登録された掌紋は約10万2千件で、このうち殺人と強盗殺人の約1千件については、すでに正しく数値化した上で目視による確認も済ませたが、押なつ掌紋ファイルとして登録された容疑者と一致するものはなかったという。このほか、強盗強姦や強盗致傷といった残る重要犯罪約3千件についても同様に目視による確認を急ぐ。
警察庁ではさらに、11月上旬までに、正しいプログラムと入れ替えた上で、改めて遺留掌紋ファイルに登録し直し、特別体制で再照合作業を進める。
システムはリースで、警察庁は年間約39億2千万円をNECに支払っている。
NECの話「今後、プロジェクト体制の強化を図ることで、このようなことが二度と起こらないよう再発防止に努めたい」