道路の状況はこんな具合です↓
こちらは紅葉の様子↓ あれれ、紅葉なの?紅葉よりも人が多い!
【IZA10/28-《外信コラム・北京春秋》無計画経済…人と車の“大洪水”に疲労困憊】
「北京秋天」ということで、「中国一の紅葉の名所」とされる香山公園を訪れた。「休日は混むので平日にしては」との地元スタッフの助言通りに出かけてみた。しかし現地では人と車の“大洪水”にのみ込まれて身動きがとれないほどで、疲労困憊(こんぱい)した。肝心の紅葉もほんの一部で、全くの期待外れに終わった。
香山公園は北京市中心部から北西約20キロの郊外にある。「清の乾隆帝時代に植えた楓(かえで)が9万9千株に増え、北京でも秋の景色が一番美しい」との観光案内に心躍らせて出発した。
ところが大通りから公園前駐車場までの約1キロの細道で最初の渋滞にあい、往路は市内から1時間半を要した。帰路の渋滞はこれを上回り、大通りに出るだけで2時間近くかかった。いらだった運転手があちこちで警笛を鳴らしたり、通行人と怒鳴り合ったりで、市内の交通ラッシュをしのぐ騒々しさだった。
地元は観光客を呼び込むために公園周辺に多くの駐車場を造ったが、そこから大通りに出る車がどういう状態になるかは“想定外”だったようだ。
中国は計画経済から市場経済に移行して大発展、香山にも地方からの観光客が怒濤(どとう)のように押し寄せている。しかし香山の現状は市場経済というよりも、無計画経済と言うべきか。(山本勲)
世界人口の二割弱を占める中国、どこに行っても人だらけ、おまけに自動車も増えたので大渋滞、人も車も無計画、計画的なのは技術盗用だけか!
コメントする