以下は上海進出時、中国紙に載った金美花社長の写真↓
http://gb.cri.cn/27824/2010/10/26/3245s3032797.htm
その前に堂島ロール(堂岛卷)半分の写真があり、価格は78元≒976円(1本だと150元≒1877円)、日本では1本税込み1050円なので、物価を加味して考えるとかなり高額なケーキである。ちなみに上海で美味しいと言われているホールケーキの価格は、8インチ=6号=20cmで100元~138元≒1251円~1726円程度である。これも高いが・・・。
韓国系がロシア系に敗訴したが、モンシュシュが先に商標登録されていれば、勝ち目はない。モンシュシュ側の勝算はどうだったのだろうか?中国語では「檬舒舒」としている。これは問題はないのであろうが、日本語・フランス語は使用禁止とあいなった。
調べてみると、ゴンチャロフは昭和56年に同商標を菓子・パン(第30類)に登録し、モンシュシュ側は平成18年にケーキ又は菓子を主とする飲食物の提供及びこれらに関する情報の提供(第43類)に登録している。カテゴリーの違う登録なので、別々に商標登録ができてしまう。
これはモンシュシュ側は調べた上でカテゴリーの違いを利用して登録をしたものと思われる。但し、カテゴリーは違っていてもケーキとチョコレートと言う西洋菓子でくくれば、当然ながら裁判になることも予想していたに違いない。それでもこの名前に拘ったことが気になる。
裁判でさらに名前が売れることを期待したのか?
【IZA6/30-堂島ロール販売元が敗訴 「モンシュシュ」使用禁止】
「モンシュシュ」という名のチョコレートを販売している老舗洋菓子メーカー「ゴンチャロフ製菓」(神戸市灘区)が「商標権を侵害された」として、人気のロールケーキ「堂島ロール」の販売元「モンシュシュ」(大阪市北区)に対し、名称使用の差し止めと損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁であった。山田陽三裁判長は商標権の侵害を認め、包装紙や看板、ウェブ広告などで標章使用を禁止するとともに、約3500万円を支払うようモ社に命じた。
判決によると、モンシュシュは「私のお気に入り」を意味する仏語。ゴ社は昭和56年に「モンシュシュ」を商標登録し、この名前を付けたチョコレートを販売していた。一方のモ社は平成19年に「モンシュシュ」に商号を変更し、店舗の看板や包装紙などに使用していた。
株式会社モンシュシュのサイト↓
http://www.mon-chouchou.com/index2.html
ゴンチャロフ製菓株式会社のサイト↓