写真は北京大卒の犯人、連勇/BackChinaより、法学を学び方角を間違えた男
http://news.backchina.com/viewnews-146399-gb2312.html
息子の遺影を掲げるスーパーマーケット経営者の父親、事件から5kg以上は痩せたと言うが
息子を殺した犯人に死刑をと、膝を突き泣いて懇願する母親
被害者家族に跪いて許しを請う犯人の連勇
【北京市】6月16日、第1中級人民法院(一中院)で北京大法科卒業生による誘拐殺人事件の審理が行なわれた。検察と遺族は死刑を求めている。
事件は昨年の11月14日、犯人の連勇が家賃の安い部屋探しに昌平区定福黄庄村を歩いていると、11歳の爆竹で遊んでいた子どもとぶつかた。その時に子どもに笑われたことが気になり、自動車のサイドミラーにぶつかり、地元民から罵られ殴られかかった。
連勇は部屋探しなどどうでもよくなり、自分をバカにした子どもを捜すことに専念した。やっと子どもを見つけ出した連勇は、子どもに謝らせようとしたが、子どもが謝らなかった為にカッとして殴り始め、縄跳びのロープで首を絞めて殺害した。
殺害してから、この子どもの家族に15万元≒188万円の身代金を要求し、金を受け取った5時間後に解放すると伝えた。11月22日、連勇は逮捕され、犯行を自供した。
連勇は1981年に山東省生まれ、三人の姉がおり、一人っ子政策のこの国にあって裕福で権力のある家に生まれたものと思われる。2006年に北京大学法律本科を卒業した秀才でもある。この国で北京大に入るということはエリートを意味し、蝶よ花よと育てられたことであろう。
卒業後は不動産会社、IT会社に勤めるものの、北京大学時代の彼女と結婚するために彼女の実家からいくつかの条件が出されていた。それをクリアするために起業したのであるが・・・。
1.マンションを買うこと 2.自動車を買うこと 3.結納金10万元≒125万円を払うこと 4.司法試験に合格すること
2009年9月、司法試験に落ち、結婚話もなくなり、仕事もダメになった。アマちゃんと業突張りの相手に翻弄され、転落の道を辿っていく。
しかし、逆境に弱いお坊ちゃまの精神はエリートには相応しくなく、子どもにさえ、バカにされたと思うほどおかしくなっていった。
連勇の弁護士は、「被告を許してもらえれば、これからの賠償もできるから」と謝罪するが、被害者の父親は、「金なんかほしくない、こいつの命がほしい」と法廷内で遺影を掲げた。