写真左は喉薬「慢严舒柠」たぶん本物、右はコピー薬「慢严舒拧」、木偏と手偏の違いだが、本物は薬品(国薬準字Z20053117)でコピー品は健康食品(国食健字G20050858)/販売サイトより、
ちなみに柠も拧も発音はningと同じ、つまり商品名の呼称は同じ。
以下の写真もこの薬のコピー品。どれも同じデザイン、漢字を分からない外国人には区別できないであろう。中国人でさえ、間違えるのだから・・・。左上は本物、たぶん。
この喉薬は12元から15元(170円より213円)で売られている。こんな低価格のものにまでコピー品が存在する。それもここに提示しただけでも4種類もある。たぶんもっとあるのだろう。
中国では基本的に騙す方よりも騙される方が悪いと言われる。こうしたニセ薬やニセ食品・ニセブランドの中で育てば慢性化し、神経も麻痺する。新たなものを作るよりも真似をする土壌が出来上がっている。
比較的良いコピー品?は同じ成分が使われている。しかし、中にはまったく薬効成分など入っていないものもある。さらに悪質なものは違法物質や毒物が入っているものもある。中国製の薬には十分注意されたい。
【RecordChina11/15-<偽>薬品のコピーブランド製品が流通、症状悪化の危険性も】
2008年11月14日、家庭保健報は薬品のコピーブランド製品が中国で出回っていると報じた。オリジナル薬品同様の医療効果は期待できないとして、国民に注意を呼びかけている。
河南省開封市に住む馬(マー)さんは先ごろ、のどの不調を感じて医薬品「慢厳舒檬」を購入した。しかし半分ほど使用したところでパッケージの文字が「慢厳舒寧」と一字違いであることに気がついた。中国の簡体字では檬と寧の違いは木偏があるかないかの違いに過ぎない。しかもパッケージをよく見ると、「国食健字」との表示があり、なんと薬品としての認定も受けていない健康食品であることがわかった。
こうした医薬品のコピーブランドは無数に出回っている。もちろん正常な効果は期待できないばかりか、時には症状を悪化させてしまうケースまであるという。同紙は薬品の購入前にはパッケージに「国薬準字」という文字が表示された、承認された医薬品であることを確かめるべきと警告している。(翻訳・編集/KT)
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