写真はバス運賃として使われた偽硬貨の麻袋/看中国より、この偽1元硬貨はこれから何処へ行くのやら???
中国の偽札・偽硬貨は特別なものではなく、ごく普通に社会に流通している。お釣りなどで偽札・偽硬貨をつかまされたら、そのニセモノをまたどこかで使うと言うババ抜き方式でニセモノを廻している。
その偽札・偽硬貨のババ抜きの格好の標的として、ワンマン化によるバス運賃箱が狙われている。11/20、瀋陽晩報は瀋陽康福徳高バス有限公司では年間に40万元≒560万円もの偽硬貨がバス運賃から発見されていると報道した。瀋陽市内のバス運賃は1元。
写真左が偽1元硬貨、右がホンモノ、ニセモノはコインの側面に機械の跡が残っているが、ホンモノは滑らかである。
http://free.21cn.com/forum/bbsMessageList.act?currentPage=1&bbsThreadId=1454264
このニセモノ硬貨が運賃箱に投げ込まれても、運転手はきっと気が付かないだろう。
福建省福州市でも公共バスへの偽硬貨が1年間に7トンにもなると発表している。1元硬貨の重さは約6gなので、1,166,600枚にもなる。すなわち116万元。40万元どころでない。
雲南省昆明の公共バスからも毎月10万元の偽硬貨が見つかっていると言う。
偽1元硬貨を製作するのにいくらかかるか分からないが、なんとも無駄なことに精を出すものだ。バス会社も偽硬貨がこれ以上増えると経営もおかしくなろう。
運賃箱に真贋識別装置をつければよいのだが、バス会社はその装置の費用に躊躇していると言う。正直なところ、識別装置を作っても、すぐにそれに対応した偽硬貨が作られるであろう。プリベイドカードにすれば、偽プリペイドカードが作られるだけ。この国のニセモノ志向は歴史に裏打ちされたもので、そう簡単に軌道修正はできない。
看中国11/22-大陆公交假币泛滥 审城年收40万(图)
http://www.secretchina.com/news/271826.html
大紀元11/23-昆明公车每月收人民币10万元假硬币 http://www.epochtimes.com/gb/8/11/23/n2338752.htm
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