写真左は割り箸を水につけると水が黄色くなる、右は中国製割り箸、新唐人より
http://www.ntdtv.jp/xtr/2007/09/html/n60860.html
【新唐人日本9/26-台湾:大陸製割り箸から二酸化硫黄検出】
そろそろ中秋祭になりますが、多くの家庭は全員そろって焼肉を食べたりしながら楽しむでしょう。しかし、今日(9月20日)午前、台湾台聯党団が記者会見を開き、出来るだけ割り箸や妻楊枝などを使わないように呼びかけました。特に、中国製の割り箸は、8割以上に有害物質がしみこんでいるので、酸っぱく臭い匂いがし、肺機能が傷つき、喘息、皮膚病を引き起こす可能性があると言いました。
現在、ほとんどの外食者は割り箸を使いますが、この割り箸を暫く水に浸けると、水が黄色になり、お湯に浸けてみるともっと濃くなります。この水をPH試験紙に浸けて見ると、強酸性であることが分かります。その原因は、生産者が二酸化硫黄で漂白しているからです。
台湾立法委員会委員・頼幸媛さん: 大陸製の割り箸は、消費者基金会の長年の検査で、二酸化硫黄、亜鉛、蛍光剤などの有害物質が検出されたのが8割以上に達します。二酸化硫黄は喘息、呼吸、気管支などひどい病気を引き起こします。これも台湾の人々、特に子供の慢性病、喘息病が毎年ひどくなる原因の一つではないでしょうか。
主婦連盟基金会秘書長・張宏林氏は、昔は肝炎の伝染を防止するために割り箸の使用を勧めました。消費者達もこれは衛生的であると認識しましたが、しかし、ほとんどの肝炎病は飲食による感染はなく、逆に、現在使っている割り箸のほうが健康に危害をもたらしていると言いました。
台聯の周美里さんは、衛生署は8年来、割り箸について如何なる抜き取り検査もしてないと言いました。頼幸媛さんは、政府がただ消極的に宣伝するだけでは無責任なことだと言いました。
頼幸媛: 立法院としては、このような深刻な問題は、速やかに対処するよう必ず政府に要求します。寝具やお茶など、お金に目がくらんだすべての商品の輸入についても同じです。
台湾の割り箸はすべて輸入したものです。毎年23億膳を中国大陸から輸入し、毎日約5百万膳が使われていると推定されます。しかし、20年かけて成長した樹で三千~四千膳の割り箸を造るので、毎年290万本の樹を伐採します。報道によれば、中国ではかびが生えた割り箸をリサイクルして使っているそうです。環境保護のために、健康のために、立法委員会及び主婦連盟は出来るだけ自分の箸を携帯して使うよう呼びかけました。(記者・廖珍儀/陳美生)
◇唸声コメント
間伐材を使う割り箸は資源の有効利用だが、中国のものはどうやら木材をまるごと使っているようだ。とすれば、砂漠化の一因ともなりうる由々しき問題。日本国内では毎年250億膳の割り箸が使われ、その割り箸の98%が輸入、さらに輸入量の99%が中国からのものだと聞く。間伐材を使っていた頃とは事情が異なり、環境問題にも影響がありそうだ。
また、中国の割り箸がこれだけ騒がれているのだから、日本への輸入分が安全面で問題がないとは言えない。割り箸は清潔で衛生的と言われてきたが、健康のために「マイ箸」を使う時代が来たのかもしれない。
二酸化硫黄はワインにも使われ、雑菌の繁殖や酸化を防ぐために添加されている。この酸化防止剤の添加がワインを飲んで頭が痛くなる原因?いずれにしても添加は微量であるために健康上の問題はないとの説が多い。二酸化硫黄が添加されているワインを大量に飲めば、気管支喘息の可能性もあるが、その前に肝臓がやられてしまうだろう。
ウィキペディアによれば、二酸化硫黄は漂白剤として用われるが、『空気中の酸素により再酸化が起こるため、この漂白作用は長くは続かない。新聞が黄色く変色するのはこのためである。』とあり、割り箸が何となく黄色いのはこの所為か???
いずれにしても変な臭いのする箸や黄色い割り箸は使わない方がよい。「銀の箸」でもマイ箸にするかな。
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