写真はIDPHよりBrucella melitensis
【新唐人日本2/28黒竜江省建三江管理局で、千人が羊のため珍しい病気に】
黒竜江生産建設兵団建三江管理局は、リストラの補助金で羊を買い、高い値段で従業員らに割り当てて飼育させました。検疫がよく出来ていなかったため、ブルース桿菌に冒されている羊がリストラされた人々に割り当てられました。2004年冬から現在まですでに1千人以上の人がブルース桿菌に患ってしまいました。
現在、北京で陳情中のリストラされた従業員・余満蘭氏は23日、記者に彼女の夫と息子が羊を飼育したため病気になり、すでに1年以上治療を受けたが、いまだ完治しないと嘆いています。
もう1人の陳情者・譚憲坤氏は、リストラされた従業員が割り当てられた羊を飼った為、珍しい病気を患いました。
譚憲坤氏: われわれは病気にかかりましたが、いま誰も責任をとってくれません。現地政府は人権を侵害したので、必ず賠償すべきですが、まだ賠償してくれません。陳情しても、われわれに伝染病があると聞くと、遠く離れて行きます。いかに説明しても聞こうとしません。彼らはただ非常に怖がって、われわれを避けて、対応してくれません。
譚憲坤氏によると、2005年には、建三江管理局内ですでに数百人が珍しい病気にかかり、化学検査をして、やっとブルース桿菌に感染したことが分りました。当局が有効な防備対策を取らなかったため、いまも羊は依然として、引き続き飼育されており、ブルース桿菌に感染する人も増加しています。ただ、誰も敢えて羊の肉を食べようとません。
譚憲坤氏: われわれは羊の肉を食べません。当時それらの羊は、病気が発見された後、羊を買い取る商人らに買い上げられて、河北、河南、広東一帯に売られたからです。いまは全国各地のどこに行っても、われわれは敢えて羊の肉を食べません。
台湾中興大学獣医学部の主任・劉正義氏は「ブルース桿菌は人間と禽獣ともに患う伝染病です。人がこの菌に接触すると感染する」と説明しました。(新唐人記者・陸芳/王新)
◇唸声コメント
記事にはブルース桿菌となっているが、デビット・ブルースにより発見されたため、ブルセラ菌と呼ばれている。
人に感染すると軽症では単に風邪様症状だが、重症化すると全身的な疼痛、倦怠感、間欠熱、波状熱を呈し、それらの症状が数週間から数ヶ月、まれに数年に及ぶことがある。
治療法としては抗生物質の併用療法を行う。WHOでは、成人にはリファンピシンとドキシサイクリン、小児にはリファンピシンとコトリモキサゾールの併用を推奨している。
2005/4、シリアの屋台でケバブを食べた日本女性がブルセラ症にかかったことがあるが、日本での発症はない。
中国には食の安全はないのか?