(左)上海市疾病予防コントロールセンター、(中)昭和31年世界初の野菜・食器用粉末洗剤、(右)現在の液体洗剤
http://www.scdc.sh.cn/intro/zxjs.asp
【上海エクスプロア5/4-野菜は最低10分は水に浸けるように!上海関係機関がアドバイス】
上海市疾病予防コントロールセンターでは、今年の5月の連休での飲食の注意事項として、残留農薬に注意するように呼びかけている。
5月に入って、さまざまな野菜が出てきたが、この時期、害虫の動きも活発になるため、農薬が使われるチャンスが増える。そのため、市民に対して野菜は大手スーパーなどで購入し、食べるときは10分以上水に浸けることを勧めている。
また、農薬に対して信用が持てないのなら、野菜洗い用の洗剤でしっかりと農薬を落とすべきだと訴えている。
◇唸声コメント
元ネタ↓【解放网4/29-疾控中心节日提醒:蔬菜最好浸泡10分钟】
http://globe.jfdaily.com/gb/jfxww/xinwen/node1222/node21040/userobject1ai1656575.html
「正規の大手スーパーで無公害野菜を買ってくれ」とある。まるで脅迫文のようだ。「野菜を食べた後にクラクラしたら、すぐに吐き、病院へ行け」ともある。本当に上海は恐ろしいところだな。
昭和31年の日本では農薬の問題もさながら回虫などの寄生虫の駆除にも合成洗剤ライポンFが使われていた。昭和34年「水の17倍もきれいに洗えます」とライポンF液体洗剤が100円で売り出された。この年の大ヒット日清のチキンラーメンは35円也。
当時、画期的であったライポンFも誤飲事故があり人が亡くなっている。「厚生省実験により衛生上無害であることが証明されています」との注意書きがあり、誤飲した後も胃腸薬を飲んだだけだった。そしてその1時間後死亡した。厚生省に対して訴訟を起こしたが、ライポンFの毒性は証明されず、訴訟は棄却されている。
昭和37年の第40回国会社会労働委員会でも「合成洗剤」について質疑が行われている
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/040/0188/04002270188010c.html
界面活性剤については無毒と言うことはないだろう。毒性が強いか弱いかである。ライポンF事件も万一、毒性が死ぬほど強ければ、もっと他にも健康被害が出ていた筈である。当時のコマーシャルでは野菜に洗剤をつけてジャブジャブと洗っていたそうだ。
唸声は野菜を洗剤で洗ったことはない。これからもない。洗剤で洗わなければならない野菜はお断り。だから中国の野菜は食わない。
家の台所で洗剤を見てみた。「チャミー/野菜や果物は5分以上浸けないで下さい」5分以上浸けたらどうなるの?しかし、野菜を洗剤で洗っている家はあるのだろうか???
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