写真はクレイグ・カルフィー氏と竹&カーボン自転車
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【USFRONTLINE6/27-竹製自転車の造り方教えます~加州の名人、ガーナに革新もたらすか】
カリフォルニア州サンタクルーズ市郊外で自転車店を所有し、竹をフレームにして自転車を造る名人でもあるクレイグ・カルフィー氏がこのほど、西アフリカのガーナに向けて出発した。旅の目的は、貧しい人々に自転車の造り方を教えて日常生活のための移動手段を与えること。現地にある材料で電動工具なしで造れる竹の自転車がガーナの生活水準を高められるかどうか、今後が注目される。
ロサンゼルス・タイムズによると、カルフィー氏が竹から自転車を造ることを思いついたのは10年前。何でもかみ砕くはずの飼い犬のルナが、竹には歯が立たないのを見たのがきっかけだった。氏はこれまでに91台を竹で組み立て、その出来は国内の自転車乗りの間でも高く評価されている。
カルフィー氏は知る人ぞ知る自転車造りの教祖的存在で、米国人として初めてツール・ド・フランスで優勝したグレッグ・ルモンド氏の自転車も彼が造った。また炭素繊維で最軽量フレーム車を造ったことでも有名だ。
約10年前に竹製自転車第1号を製造、その後友人のために数台造ったが、あくまでも趣味の域を出なかった。しかし問い合わせは増え、カルフィー氏の竹製自転車のうわさはさらに広まって「後進国で製造してはどうか」という案が浮上してきた。
そしてある日、世界の貧困地域の発展を支援するコロンビア大学の団体に務めるデイビッド・ホー氏が、カルフィー氏のサイトを見てニューヨークから電子メールを送ってきた。
カルフィー氏は、途上国に持続可能な産業を根付かせるという団体の活動目的に賛同し、2人は自転車製造技術の輸出計画について話し合いを重ねた。計画には団体の奨励金2万5000ドルが与えられることになり、2人と団体代表者の3人が今月17日、ガーナに飛んだ。10日間、材料調達に関する情報集めからアイデアの宣伝など、基本的なPR活動をこなして帰国する予定。
計画はまだ始まったばかりで先行きは不透明だが、米国にはガーナに一般的な自転車を送る活動を7年間続けている団体もある。「大失敗に終わるかも知れないが、まあやってみるよ」と、今はなきルナを思い出しながらカルフィー氏は話している。
◇唸声コメント
お次は竹コプターでガーナに飛んでね。
自転車王国と言えば、中国。世界一の生産国であり世界中に輸出している。製造会社は国家統計局によると、881社(2006年度末)、しかし実際には1000社以上はあるようだ。6732万台もの自転車を作り出す中国、竹で作ったらどうだろう。
元ネタは↓
http://www.africanpath.com/p_blogEntry.cfm?blogEntryID=1180
http://www.latimes.com/news/local/la-me-bamboo18jun18,0,7672267.story?coll=la-home-center
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