写真は3歳でポリオに罹り、以来60年弱「鉄の肺」と呼ばれる人工呼吸器内で生き続けたテネシー州のダイアン・オデルさん(61歳)/ロサンゼルスタイムズ動画より
5/28、鉄の肺の中で生きるダイアンさんは落雷による停電で機械が停止し、亡くなった。
ダイアンさんは全身麻痺で目で意思を伝えることや声で起動するコンピュータを使うなどして勉強し、ジャクソン・セントラル・メリー高校の修業証書を得て、フリード・ハーデマン大学の課程を履修していたほか、童話も書いていた。
鉄の肺の年間維持費8万ドル、重さ2トン、「鉄の肺はそれほど不快なものではない、ただ鼻が痒い時に掻けないのと同じようなもの」とはあまりにも悲しいジョーク。
写真と動画は以下で
◇Los Angeles Times 5/29-Woman in iron lung dies during power outage
http://www.latimes.com/news/printedition/asection/la-na-ironlung29-2008may29,0,4714211.story
◇鉄の肺メモリアルコーナー、こちらは鉄の肺の歴史
http://www.anesth.hama-med.ac.jp/AneDepartment/m-memorial-tetsunohai.asp
ポリオに関して、日本では、1980年に自然感染によるポリオは根絶しているが、2007年度の世界のポリオ感染者数は1313人、ナイジェリア・インド・パキスタン・アフガニスタンにはポリオウィルスが常在している。
中国で猛威を振るっていた「手足口病」だが、5/9の感染者25000人以来、カウントアップされていない。シンガポールで13400人、モンゴルで1800人と周辺国にも感染しているようだが、四川大地震で見過ごされているのか?それとも膨大な数に膨れ上がっている為に報道しないのか???日本も大丈夫か・・・。
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