◆唸声ドイツ/人体標本のSEX展、死者も商品か?

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写真上は背面座位を示す男女の人体標本、ベルリンでのBody Worlds展より、下は不気味な人体標本(プラストミック)の創始者Gunther von Hagens/博訊2009/5/8より

http://news.boxun.com/news/gb/misc/2009/05/200905081313.shtml

 

日本を含む世界各地で展示会が開催されているBody Worlds展、現在、南京で開催されているものには、母子標本もあると言う。↓

*写真中国/世界初の人体母子標本のおぞましさ

http://izasmile.iza.ne.jp/blog/entry/1020063/

 

今回のベルリンでの展覧会は「The Cycle of Life」と称され、その一部に人体標本によるSEX展示がされている。主催者はユーモアなのか真剣なのかは分からぬが、実にふざけている。死者への冒涜を超え、遺体損壊罪ではないかと考える。(このポーズは死後硬直が起きる前にさせている)

 

中国でも2006年には死体の輸出は禁止している(その前は合法?)が、標本となれば別モノなのであろうか?創始者はドイツ人Gunther von Hagensであるが、弟子の中国人隋鴻錦博士が中国での製造をすすめている。確かに外貨を稼いでいるので、中共政府の後ろ盾もある。

 

先月、フランスではこの展示会が裁判所命令により急遽中止された。「尊厳ある死体の扱い方ではない」との判決である。まともな判決であろう。ドイツでも政治家から反対の声が上がっていたが、たぶんどこの国でも同じような話はある筈だ。ところが、展覧会は開催されている。中共政府の力が働いているのであろう。

 

こうした標本の入手方法は、かれらによれば、献体を受け、合法としているが、死刑囚の処刑後の遺体を裁判所を買収することにより、一体300元で得ているとする証言がある。以下の唸声の記事をご覧いただきたい。↓

*唸声中国/死刑囚の遺体を人体標本に(衝撃写真注意)

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/484464/

 

毛沢東も金日成も遺体がそのままの形で保存されており、かの国と死者に対する考え方が、全く違う。死体は墓に戻すべきと言うフランスの裁判所の判決は実に妥当である。

 

今回のベルリンの展覧会は当然ながら子供の入場は不可、入場料は17ユーロ≒2280円。日本では5/17まで沖縄で「人体の不思議展」が開催されている。この標本のおぞましさよりも、この地に中共の力が及ぶことが一番恐ろしい。

 

唸声川柳-死者も金 足りなきゃ作る 死刑囚

 

参考/人体標本の作り方(ウィキペディアより)

プラスティネーション処理の過程は以下の通りである。なお前提として、死後硬直の始まる前(死後約2時間)に加工を開始する必要があり、弓を引く・トランプをするなどのポーズをとらせる場合も、死後速やかに遺体をポージングさせる必要がある。

 

1. 献体を10%ホルマリン溶液に1週間から10日ほど浸し、組織を固定する。

2. ホルマリン処理の済んだ献体を氷点下二十五度に冷却したアセトンなどの溶媒に浸して密封し冷凍置換で水分と脂肪分を抜いていく。

3. いきなり濃度の高いアセトンに漬け込むと組織が崩れるので最初の2日間は濃度70%のアセトンに漬け込む。

4. 次に濃度を80%にしたアセトンにさらに二日間付け込む

5. 最後は濃度90%のアセトンに3日ほど漬け込む、この処置によって水分と脂肪分をアセトンに置き換える。

6. 完全に脱水と脱脂が進んだ段階で常温のアセトンに移して温度を常温にまで戻す。

7. 処理が済んだ献体が常温にまで戻ったら溶媒の中から取り出し、シリコーン・ポリエステル・エポキシなどの液体合成樹脂で満たされた浴槽に入れ一日漬け込む。

8. 樹脂が染込んだら硬化剤を加えてさらに2週間漬け込む。

9. シリコンが十分に浸透した献体を密閉した容器の中に入れて一ヶ月程度真空ポンプで負圧をかける。この過程で細胞膜内に残っていたアセトンまで完全に気化し、組織に樹脂成分が浸透する。

10. 容器から献体を取り出し、余分な樹脂を取り除いて珪酸ソーダを噴霧しながら3日ほど常温で乾燥させると、標本が完成する。

 

 

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このページは、唸声が2009年5月 9日 14:13に書いたブログ記事です。

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