写真はシッカリと目を閉じて催涙弾を撃つホンジュラスの警官、ヘルメットには「POLICIA」とスペイン語、横の警官のヘルメットには「警察」の文字/BackChina2009/8/14より、高画質写真9枚有り
http://news.backchina.com/2009/8/14/gb2312_52800.html
ホンジュラスは、6月28日、軍部によるクーデターでマヌエル・セラヤ大統領が国外追放され、国会議長であるロベルト・ミチェレティ氏が暫定大統領となった。6月30日には国連総会でクーデターを非難し、セラヤ大統領の即時かつ無条件の政権復帰を要求する決議が採択された。
クーデター以降、セラヤ大統領支持派による抗議デモで何度も警察と衝突しているが、今回は暫定政権を支えるラモン・ベラスケス副議長の尻を市民が蹴飛ばしたことが発端となった。上記サイトの一枚目の写真に水?をかけ、尻を蹴飛ばしている瞬間が撮られている。この瞬間をよく捉えたものだ。
このデモで55名が逮捕された。またセラヤ支持派の中心とみられる大学の学生と教員40人を取調べている。ミチェレティ暫定大統領は「暴力とテロだ」と、このデモを批判した。
さて、警察のヘルメットだが、同写真では「警察」の文字がやや不鮮明であるが、5枚目の写真にはクッキリと「警察」の文字が見える。「警察」の文字は中国でも使われるので、ひょっとすると我が国ではなく、中国のものかもしれない。いずれにしても、どちらかの国がホンジュラスに寄贈したものなのだろう。
ひょっとしたら、クーデター前に暴徒鎮圧を学ぶべくチベットやウイグルに研修に行ったのかもしれない。
このホンジュラスの警察は在ホンジュラス日本大使館によると約7500名で人口800万人のこの国の1067人に1人の割合(日本では300人に1人)で少ない。また、給料が安く殉職率も高いので、能力も士気も低いのが実態と言う。
クーデター前のデータだが、殺人が1日に11件弱、強盗が1日に10件弱、身代金目的の誘拐が月に9件平均と治安がすこぶる悪い。クーデター以降はさらに悪化している可能性も高い。外国からセラヤ支持派の扇動要員が相当数入国しているようだ。
旅行や仕事で出かける方は十分に気をつけられたい。殺人事件の80%は酒を飲んでの口論の末だそうだから、酒の席では十分注意をしたい。
国際的な非難を浴びているホンジュラスの暫定政権、しかし、暫定政権?はココにも
「お試し政権」でスッカラカンはごめんだ!
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