写真はカリフォルニアのムスアブ・ハサン・ユースフ氏、パレスチナのハマスの中心部にいて特別な状況下にいたと話す、記事はハアレツ紙(ヘブライ語)より
http://www.haaretz.co.il/hasite/spages/1152319.html
イスラエル『ハアレツ』紙2/25付の記事によると、ハマスの西岸地区の有力幹部ハサン・ユースフの長男であるムスアブ・ハサン・ユースフ氏が10年間にわたって、イスラエルの公安機関「シンベト」の西岸地区におけるナンバーワンの協力者として活動していた。ムスアブ氏は同機関に対して機密情報を提供し、数十件の自爆攻撃を失敗に終わらせ、多数のイスラエル人の生命を救ったという。
詳しくは上記ハアレツ紙サイトをグーグル翻訳でお読みいただきたい。
米国ドラマ「24」のような世界は現実にもある。日本にもスパイがたくさんいる。気がついていないのは、平和ボケした日本人だけかもしれない。
【IZA2/27-ハマス創設幹部の息子 「イスラエルのスパイだった」と告白】
【カイロ=村上大介】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの創設者の1人で、ヨルダン川西岸地区の有力指導者だったハサン・ユーセフ師の息子、ムスアブ氏(32)がイスラエルのスパイとして働いていた過去を告白した。イスラエル高級紙ハアレツがこのほど報じたもので、米国で来週出版される同氏の回想録「ハマスの息子」で詳しく明らかにされる。
それによると、ムスアブ氏は1990年代半ば、イスラエルの獄中でハマスによる同胞への拷問を目撃。ハマスへの信頼を失い、釈放後、イスラエルの国内情報機関シンベトに協力するようになった。「(パレスチナ側のテロやイスラエルによる暗殺から)人の命を守るためだった」と語る。
同氏の情報により数十件の自爆テロ阻止や、イスラエルの暗殺リストに載った多数のパレスチナ人の拘束が可能になった。パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの有力指導者、マルワン・バルグーティ氏=イスラエルで服役中=の逮捕もムスアブ氏の情報が決め手になったとされる。
同氏はハアレツ紙に対し、「パレスチナ人の死に対し、ハマスにはイスラエルより大きな責任がある。(2007年6月にガザ地区を武力制圧した時のように)ハマスは同胞をビルから投げ捨てることをためらわない」と非難した。
同氏は徐々にキリスト教にひかれていったが、イスラム教では棄教は許されないため、07年、改宗を公にして米国に移住。現在はカリフォルニア州で暮らしているという。
ハマスは87年12月、第1次インティファーダ(反イスラエル占領闘争)の開始を契機にイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のパレスチナ支部が母体となって組織。父、ユーセフ師は西岸地区でハマス組織化に大きな役割を果たした。
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