写真は逃走する不審船に発砲する台湾海巡隊員/BackChina2010/2/17より
http://news.backchina.com/2010/2/17/gb2312_77248.html
2月11日、台湾金門海巡隊(海岸巡防署による海上警備)が、領海侵犯中の中国の不審船に銃撃し、三名の中国人を捕らえたことを環球網(2/13)が伝えている。
海巡隊は停船命令を出すも、海巡艇に不審船から衝突をして逃走を図ろうとしたため、やむを得ず発砲をした。威嚇射撃と思われるのだが、弾は不審船に命中し停船、二名が海中へ落ちた。海巡隊はその二名を救助し、船上の一名と共に拘束している。
不審船には、200万台湾ドル≒569万円相当もの高級魚(キグチ・スズキ)が捕獲されており、雷管も多数所持していた。この不審船は、爆破漁法で魚を獲っていた。つまり、爆発物を持っていた訳であり、非常に危険な船でもある。
1965年の両岸での部分的な戦闘を除き、その後は戦端は開かれていない。
領海侵犯・違法漁法・爆弾所持、ロシアの国境警備隊だったら、確実に沈めていただろう。
この海域は中国漁船が領海侵犯を繰り返しているところでもある。その都度、台湾海巡隊は臆せず撃退し、中国の抗議など怖くないとしている。実に頼もしい限りだ。
国境を守るとはこうした姿勢が必要である。くだらない抗議を怖がっていては国境など守れない。ロシアの警備隊の日本漁船への発砲は許せないが、海に線が引いてあるわけではないし、領海侵犯と知りつつ操業するのであれば、危険は覚悟せねばならない。もし、そこが日本の領海だと主張するのであれば、日本も応戦する必要があろう。領土も領海も覚悟がなければ守れない。
さて、衝突をしてきた船と言えば、SS(シーシェパード)がすぐに思いつく。奴らはヤクザと同じで、ちょっかいを出しながら、日本側が手を出すのを待っている。今回はアディ・ギル号の船長ピート・ベスーンが鉄砲玉として第2湘南丸に乗り込んできた。
当たり屋のごとく、自分でぶつかってきたアディ・ギル号の損害として3億円を要求しているクソ野郎だ。第2湘南丸は日本の旗国船であり、日本の法律が適用される。徹底的にやらないと当たり屋が増えるばかりだ。
SSとしては、ピート・ベスーンを鉄砲玉として殉教死させ、世界の同情と金を集めたいのだろうが・・・。ピート・ベスーンにそんな覚悟も意志もない。あるのは、金のことだけだ。
気をつけねばならないのは、第2湘南丸に捕らえているピート・ベスーンだが、SSが殺し屋を仕向け、日本側にその罪をなすりつけるかもしれない。そのぐらい腹黒い奴らなのだと日本人も考えて置くべきだ。
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