写真はバルセロナのWebcomより、左手に聖家族協会が見える
http://www.3cat24.cat/pnoticies/notMeteo.jsp?servei=meteo&zona=1&ciutat=26
今から84年前の6月7日、アントニオ・ガウディは市電に跳ねられ、三日後の10日に亡くなった。1926年のことである。ガウディは1882年に着工された聖家族教会の二代目の建築家に任命され、晩年はほぼ聖家族教会の建設に掛かりっきりとなった。その為か身なりに気を使わず、浮浪者と間違われ、ケガの手当てが遅れたことが死亡の原因となった。
ご存知のように、聖家族教会の建築は今も進められており、ガウディの死後100年となる2027年に完成との声も聞かれるが、いつ出来上がるのかはハッキリしていない。
ただ、内部は出来上がっているとの記事がある。128年も経っているのだから、おかしくはない。2010年11月7日にローマ法王べネディクト16世がお越しになり、聖家族教会の祭壇でミサが行われるとのこと。これで、建設中では在るが、聖家族教会はカトリック教会として箔が付き、寄付金も多く集るようになる。そうすれば、2027年までに完成するかもしれない???
聖家族教会の主任彫刻家は日本人の外尾悦郎氏、25歳の1978年に旅行者として聖家族教会に触れ、ガウディに魅せられ、試験を受けて聖家族教会の彫刻家の一員として迎えられた。
http://www.pagina12.com.ar/diario/suplementos/radar/9-6224-2010-06-07.html
外尾氏は、いつ完成するのかと言う問いには、「多くの人は『完成』を無意識のうちの望ましいと思っていますが、モノを作る人間にとって『完成』ほど悲しい瞬間はありません。だって、これ以上手を加えることができなくなるのですから」と答えている。
スカイツリーも出来上がってしまったら面白くないかも・・・?スカイツリーはただ今、398m(6/5現在)
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