写真はルーマニアのEVZ.comによる墜落現場、何もない草原に複葉機の残骸、11名が墜落時の火災で死亡、3名がブカレストの陸軍病院へ運ばれたが、1名が重度(80%)の火傷で死亡した。同記事の最後にAN-2の映像がある。参考にされたい。
7月5日午後、コンスタンツァ近郊のタズラの軍飛行場で離陸直後のアントノフAN-2が墜落炎上した。原因は離陸角度が45度以上もあったと記事に書かれている。離陸直後でこんなに急角度に上昇しようとすれば、プロペラ機の推力では失速するだろう。
また、同機は乗務員合わせて定員13人なので、定員オーバーとも書かれている。しかし、同機の定員は14人としているものもあり、これは当たらない。
この機は、複葉機としては世界最大のもの。1942年の初飛行から、1992年まで17000機が生産された。発展途上国では現在も現役であり、先進国でもパラシュート降下用に使われている。
北朝鮮でも175機のAN-2が韓国への侵入に利用される。同機のプロペラは木製、羽はキャンパス生地で立派なステルス機なのだ。低空低速で北朝鮮の特殊部隊がパラシュートで降下してくる。12名*175機で2100名の特殊部隊を韓国側はどう迎え撃つのか?
【IZA7/6-軍用機墜落で兵士11人死亡 操縦ミスか ルーマニア】
ルーマニアからの報道によると、同国東部コンスタンツァ近郊で5日、ルーマニア軍の小型機アントノフ2が離陸直後に墜落し炎上、パラシュート訓練のため搭乗していた兵士と乗員のうち11人が死亡し、3人が重傷を負った。
詳しい事故原因は不明。軍調査官らはパイロットの操縦ミスの可能性を指摘しているという。(共同)
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