▼唸声の気になる写真/売り出し中の名家の別荘

| コメント(0) | トラックバック(0)

別荘の写真

Former magnate’s estate for sale: $55 million

http://www.propgoluxury.com/EN/PropertyNews/Massachusetts/912-barron-mansion.html

 

これで50億円なら中国人が現金持って船で買いに来そうだ!

 

『米国人の思いがにじんでいる』二度も同じ文がくるほど、にじんでいる。気持ちも分かるなぁ・・・。

 

IZA7/5-名家の別荘 売り出し中 値段・格式…思いつきでは手出せぬ】(誤植修正済み?)

  米マサチューセッツ州の海辺にある一軒の豪華な別荘が売りに出され、話題を集めている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の発行元ダウ・ジョーンズ社のオーナーだった名門バンクロフト家が休暇を過ごしたものだ。最低価格として提示された5500万ドル(約50億円)の値もさることながら、建物に刻まれた数々のエピソードが、重厚な存在感を際立たせている。

 

■シーン1

 「思いつきでは手が出せない物件」。売りに出されたバンクロフト家の別荘について、AP通信はそう表現した。値段とともに、独特の“格式”を背負っているためだ。

 

 マサチューセッツ州ボストンから南へ約20マイル。大西洋に面した保養地コハセットにあり、敷地面積は9.4エーカー(約3万8000平方メートル)、延べ床面積は約2万平方フィートある。

 

 米国人はこの別荘が、約150年の間に3人の著名な主を迎えたことを知っている。初代は、19世紀のアメリカを代表する俳優ローレンス・バーレット(1838~91年)。アメリカで初めてハムレットなどを脚本通りに演じたシェークスピア俳優、エドウィン・ブース演じるイアーゴを相手に、オテロを演じきった名優だ。

 

 2人目は、1902年にダウ・ジョーンズ社を13万ドルで買収した言論人クラレンス・バロン(1855~1928年)。1889年創刊のWSJを金融ジャーナルとして軌道に乗せた実業家でもあった。1925年、バロンが時の大統領カルバン・クーリッジ(1872~1933年)を、この別荘に迎えた写真も残っているという。

 

 バロンの義理の娘は、ボストンの名家出身の弁護士ヒュー・バンクロフトと結婚。バロンの死後、この娘がダウ・ジョーンズの株式を相続し、バンクロフトがダウ・ジョーンズのトップに立つ。以来、コハセットの別荘はバンクロフト家のものというイメージが定着した。

 

 AP通信によれば、ボストンの有名な劇場「サウスショア・ミュージック・サーカス」が華やかだったころ、公演を終えたジャズ・ポピュラー歌手フランク・シナトラ(1915~98年)やコメディアンのボブ・ホープ(1903~2003年)らスターも、この別荘に招かれたという。

 

 1989年、エネルギー会社のオーナーで投資家でもあるピーター・ロイが購入し、現在に至る。ロイは今回、カナダ人の妻らとともにトロントに移住することを決心し、売りに出したそうだ。

 

 政治から芸能までビッグネームをもてなした別荘は、どんな新オーナーを迎えるのか。AP通信は「ロイは一括で売却するつもりなのか、施設ごとの切り売りにも応じるのか、定かではない」と伝えている。

 

■シーン2 敷地のどこでもパーティー可能

 売りに出された別荘は特に「オークス」と呼ばれ、実業界を牽引(けんいん)する名門家に、つかの間の憩いの場となってきた。

 

 AP通信によれば、建物は1930年にいったん取り壊され、ツタで覆われたシックな「ジョージ王朝スタイル」と呼ばれる現在の趣にリニューアルされた。部屋は8つの寝室を含め計45室。このほかに書斎やギャラリー、地下にはロンドンにありそうなパブもあるそうだ。

 

 海に面しており、プライベートビーチが延びる。広大な庭園の中央部には、冬にはスケートリンクとなる池がある。面白いのが、芝生のフィールドに大理石を敷き詰めたチェス盤があり、大理石でできた駒で「立体チェス」も楽しめるそうだ。

 

 グリル内蔵のキッチンも敷地内に6カ所。AP通信は「ハンバーガーが食べたくなったらどこでも調理可能」とアピール。ジャンクフードを例示するところが米国らしいが、広大な敷地のどこにいてもパーティーが始められることを強調する。

 

 キッチンの一つは屋根裏にあり、目の前に広がる港の景色を独り占めできるのも魅力だ。ハーバーに所有するヨットを係留できるほか、足りない場合にはマリーナも整備されているという。一部はコメディー・ホラー映画「イーストウィックの魔女たち」(1987年)のワンシーンにも使われたそうだ。

 

 AP通信は「買い手はコハセットにいるのか、シンガポールから名乗り出るのか分からない」と話す地元不動産業者の印象を紹介。その行間からは、古きよき時代を思い出させるたたずまいを継承してほしいとする米国人の思いがにじんでいる。

(文:飯村文紀/SANKEI EXPRESS)

 

       ◇

 

 ■ダウ・ジョーンズ ウォールストリート・ジャーナルの発行や、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(通称ニューヨーク・ダウ)を算出。1882年、若い3記者が、手書きのニュース・レターをウォール街の購読者に配ったのが始まり。第二次大戦後の株式市況の活況で急成長した。バンクロフト家は2007年、ルパート・マードック氏率いる米ニューズ・コーポレーショングループに売却している。

 

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://gakugo.net/unarigoe/mt-tb.cgi/2749

コメントする

唸声


世界のニュースネタをお届けします。映像や写真、色々な国の新聞もご紹介します。笑いあり、涙あり、グロもあり!世界には我々日本人の知らないことがいっぱいあります。

このブログ記事について

このページは、唸声が2010年7月 5日 19:45に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「■今週のおまけ写真」です。

次のブログ記事は「▼唸声の気になる写真/成都のマージャン光景、人が死んでも牌は離しません?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ