
写真は北京の航空博物館に展示された「D21」の残骸/BackChinaより
中国首次公开美军失踪39年的绝密高速侦察机残骸(24枚の写真あり)
http://news.backchina.com/viewnews-100624-gb2312.html
米国CIAと米空軍により、1969年11月9日から1971年3月20日にかけて、中国のロプノール核実験場の偵察を目的として、中国領空を無人偵察機<D21>で超音速飛行、シニアボウルSENIOR BOWL)と呼ばれる作戦飛行が行われた。
この間に4回の作戦飛行が行われ、3回の写真撮影に成功したものの、4回ともに回収に失敗している。特に4回目の1971/3/20の作戦飛行は、帰還途上で消息を絶ち、中国側に撃墜されたものと見られていた。(1機目は行方不明(シベリアに墜落)、2機目はパラシュートが開かず激突して破損、3機目は海中に水没、4機目は行方不明)
ところが、この4回目の飛行は帰還途上で<D21>は制御不能となり、雲南の西双版納(シーサンバンナ)の原生林に墜落した。原生林がクッションとなり機体の破損は少なかった。この機体は中国の航空技術の発展に寄与している。
<D21>の最高速度はマッハ3.35(成層圏時速3560km)、全長の約12.8メートル、翼幅5.79メートル、高さ2.14メートル、自重5トン、1970年当時の価格で550万ドル、現在の価格にすると3000万ドル≒25億8千万円にもなる。
この作戦は4回の失敗と偵察衛星の登場で白紙撤回、またニクソン大統領の中国への歩み寄りも関係してくる。
何故、今頃、中国は公にしたのか?中国側にも無人偵察機があることの誇示か?それとも米国の軍事技術の汚点を国民にアピールするためか?いずれにしても、米韓軍事演習や南シナ海問題と無関係ではあるまい。
航空博物館のサイト↓
D21についてはまだ記載が無い
ロプノールのグーグルマップ↓
ロプノールは耳のように見えるところ、この周辺で45回も核実験が繰り返された。地下核実験だけでなく、大気圏内核実験も行われたため放射能はこの地に拡散した。

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