■唸声中国/昆明の献血事情:無償献血後、血液銀行は転売し暴利をむさぼる?

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昆明の血液センターは慢性の在庫不足で血液が足りない。この血液不足により、80%もの手術が遅れていると言う。

 

反日デモなんかさせないで、あの血の気の多い学生から血を抜いたらどうなのか!よっぽどお国のためになるのではないか。

 

 

写真は10/27、昆明の血液センターの従業員が採取した血液を収集しセンターへ移送するところ/BackChinaより

http://news.backchina.com/viewnews-111666-gb2312.html

 

 

写真は10/26、献血を待つ二人の市民

 

【雲南省昆明市】中国では従来より売血にて手術用血液を集めていたが、献血によるものも増やしている。しかし、昆明市だけでなく、北京でも南京でも青島でも血液が慢性的に不足している。

 

現在の血液の収集に関しては、学生30%、出稼ぎ労働者30%、教師・軍人・公務員40%となっているが、時期によっては学生や出稼ぎ労働者は激減するため、地元住民による安定的な供給が急務である。

 

ただ、献血に協力をしない市民の理由として、2点ある。

①献血をすると病気に感染する。

これはCCTVのアンケート結果では実に46.4%にも上る。実際、過去には献血針の使いまわしでエイズの感染も起こっている。現在はすべて使い捨てとなっているが、そこは嘘に敏感な中国人、すぐに信用することはない。

 

②献血を行うと本人・家族の輸血必要時にタダもしくは割引になると言われているが、実際の手続きが面倒であり、輸血時には一旦支払いをしないと輸血がされない。

金にうるさい中国の病院では、金を出さないと診察すらしてくれない。ましてや高価な輸血など前払いは当然となる。ちなみに1000ccで4000元≒48900円にもなる。

 

献血者が輸血必要時にはタダになると「献血法」の14条に書かれているが、地方政府により規定が異なる。浙江省衢州市では、本人の献血量の5倍まで5年間をタダとしている。つまり、200ccの献血をすれば、1000ccの輸血をしてもタダとなり、4000元が節約できる。地方からの出稼ぎ労働者の献血率が高いのも頷ける。

 

さて、表題の暴利をむさぼる点についてだが、昆明の血液センターでは、血液200ccを230元で各病院に販売している。この価格を国家規定によるとしているが、エイズや肝炎の検査費用や生産過程のプロセス費用だとしている。

 

ただ、暴利をむさぼっているのは病院、血液1000cc1150元が4000元にもなる。こうなると恐ろしいのはニセ血液が出回ること。

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2010年10月28日 19:30に書いたブログ記事です。

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