▼唸声の気になる写真/「日本人が減って中国人が増えるポスター」ではないけれど・・・

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「ヒトラーとドイツ-国家と犯罪」の特別展より、『精神的に衰弱した少年と、筋肉質で金髪のスポーツマンが並び、「もし(前者が)4人の子供を持ち、健常者が2人の子供だけしか持てなかったら、人口動態的に問題だ」などと指摘したポスター』↓写真右側のポスター

http://i.telegraph.co.uk/telegraph/multimedia/archive/01739/aryan_1739262i.jpg

 

以下はポスターのみをトリミングしたもの

 

現在のドイツでも「多文化主義は失敗だ」とメルケル首相は述べている。メルケル首相の話は、ヒットラーとは根本的に違っているのだが、ただ、移民がドイツに溶け込まない限り、民族問題はなくならないことを示している。

 

どこの国に暮らしても独自の文化を持ち続ける中国に関しては、メルケル首相の懸念はそのまま残る。まさに「人口動態的に問題」が起きるのだ。

 

IZA11/15-【Viva!ヨーロッパ】ドイツ タブー破り「忌まわしき過去」と対峙】

 ナチス・ドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラー(1889~1945年)に焦点を当てた特別展「ヒトラーとドイツ-国家と犯罪」がベルリンの国立歴史博物館で開かれ、話題となっている。ヒトラーをテーマにこれだけ大規模な展示が行われるのは戦後初めてで、ドイツ公共放送ドイチェ・ウェレは「ついにタブーが破られた」などと論じている。

 

 展示されているのは、ナチスのシンボルでもある「カギ十字」が縫いつけられた旗や、SS(ナチス親衛隊)と表面に書かれたビール用のマグカップ、ナチス幹部らが乗る車を模したミニカーやヒトラーの胸像など約1000点。中でも、精神的に衰弱した少年と、筋肉質で金髪のスポーツマンが並び、「もし(前者が)4人の子供を持ち、健常者が2人の子供だけしか持てなかったら、人口動態的に問題だ」などと指摘したポスターが異様な雰囲気を醸し出している。

 

 ■礼賛の危険性なし

 ヒトラー礼賛の印象を避けるため、本人の制服や所持品は公開されていないが、10月15日からの公開1週間で2万人以上が訪れ、会場入り口には順番待ちの行列ができる日もある。

 

 ドイツ誌シュピーゲルによれば、主催者側は当初、右翼勢力によるヒトラー礼賛の声が高まることを懸念していたという。しかし、これまで目立った動きはほとんどない。

 

 主催者側にはまた、「開催反対」の猛抗議が巻き起こることへの不安もあった。ヒトラーの“お抱え写真家”だったクリストフ・シュテュルツルが撮影した写真の展示会が1994年に計画されたにもかかわらず、開催反対の声が噴出し、急遽(きゅうきょ)、キャンセルに追い込まれたことがあったためだ。

 

 同胞600万人がヒトラーによって殺害されたユダヤ人団体の反応はいたって穏やかだ。ドイツのユダヤ人中央評議会のシュテファン・クラマー事務局長は「展示は(過去の)問題を真剣に扱っている。過去を称賛する危険性もない」と語る。

 

 ドイツではここ数年、ヒトラーの扱いをめぐって、「タブー」を打ち破るような催しが相次いで行われている。2004年秋には、ヒトラーを“血の通った人間”として描いた映画「ヒトラー 最期の12日間」が公開され、反響を呼んだ。08年7月には、ベルリンのブランデンブルク門すぐそばの「マダム・タッソーろう人形館」で、周囲の反対を押し切ってヒトラー像が配置された。映画公開や人形設置の動きは、戦後60年以上が過ぎ、ドイツ人が“忌まわしき過去”を冷静に見るようになったことを物語ってもいる。

 

 ■移民敵視に警鐘

 人口約8200万人のドイツでは現在、米中枢同時テロ後の文化摩擦や、金融危機発生に伴う景気の停滞もあり、約1400万人の移民を敵視するような空気もある。14~90歳の約2400人を対象に今秋行われた世論調査結果では、「反民主主義的で、人種差別的な見方をする傾向が増えている」との結果も出た。

 

 クラマー事務局長は「現在起こっていること(外国人排斥の動き)と、ヒトラーが権力を握る際に起きたこと(ユダヤ人排除)との間には類似性も見受けられる」とし、社会の不安定化が中流階級を大衆的な右翼思想へと押しやった時代を繰り返すことがないよう警鐘を鳴らしている。特別展は来年2月6日まで。 (黒沢潤/SANKEI EXPRESS)

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2010年11月15日 12:55に書いたブログ記事です。

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