図は原発への賛成/反対のアンケート、男女別、年齢別、党派別など/ピュー・リサーチ・センターより、昨年の10月と今年の3月17日より20日に1004名に行ったアンケートを比較している。
http://people-press.org/report/718/
昨年の10月では賛成45%、反対44%とほぼ拮抗していたが、日本の福島原発の事故で賛成39%、反対52%と大きく反対派に逆転した。
男女別・年齢別・学歴別などでも全体的に反対が増加しているが、女性の反対が11%増え、30代40代の反対派も11%増えている。29歳以下では賛成が2%増加、反対が4%増加と賛成派が増えたのはココだけである。
大卒以上は15%も反対が増加している。
共和党支持者は、賛成は8%減ったものの49%、反対は41%と未だに賛成派が多い。民主党支持者は、賛成は31%と5%減、反対は60%と5%増となっている。
このアンケートでは海底油田に関しても行われており、海底油田事故で昨年の6月は海底油田に関して44%の賛成が、今回は57%まで13%も増加している。但し、事故前の63%の賛成には至っていない。
【IZA3/24-米原発は「安全」でも新規建設は反対 米メディア調査】
【ワシントン=柿内公輔】米国の原発は安全で必要だが、新規の原発建設には消極的-。米メディアなどが23日までに行った原発に対する緊急世論調査から、信頼と不安が交錯する米国民の意識が浮き彫りになった。
米CBSによると、米原発について、69%が「安全と思う」と回答。CNNでは同様の回答が79%にも達した。調査機関ピュー・リサーチ・センターによると「日本より安全」と答えた人は24%で、「日本より危ない」の10%を上回った。
また、電力としての原子力利用について、CNNでは反対の42%に対して賛成は57%。FOXテレビの調査でも原子力のエネルギー利用に肯定的な回答が6割に達した。
ただ、調査機関ギャラップによれば、新規原発に反対する人は47%と賛成の44%をわずかに上回った。CNNが地元地域での原発建設の賛否を聞いた調査でも、反対が60%で容認の39%を大きく上回った。
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