写真はディリーメール2011/4/27より、水面スレスレに飛行するブルーエンゼルス、サンフランシスコ・航空ショーでのひとコマ
Warp speed: Daredevil fighter pilot literally tears the air apart as he hurtles feet from the water's surface at a breathtaking 500mph=ワープスピード:命知らずの戦闘機乗りは文字通り空気をつんざき、スリル溢れる時速800kmで水面スレスレをかっ飛んだ。
ジェット戦闘機F/A-18 Hornetの熱で周りの空気が歪み、ジェット・ウォッシュ(ジェット後流)が水面を波立てている。凄いインパクトのある写真だ。
ブルーエンゼルスはアメリカ海軍所属のアクロバット飛行隊で、フロリダ州のペンサコーラ海軍航空隊基地をベースとしている。2006年度で260名のパイロットを擁しているが、1946年創設時から現在までに26名のパイロットが航空ショーもしくは訓練中に亡くなっている。
機体はきれいなブルーであるが、よく故障するらしい。
ブルーエンゼルスの名前の由来は、ニューヨークの有名なナイトクラブ「ブルーエンゼル」から取り、1946年7月21日に初めて、ネブラスカ・オマハでブルーエンゼルスの名前を披露した。
ちなみにナイトクラブ「ブルーエンゼル」の名前の由来は、ディートリッヒがキャバレーの踊り子を演じて大ヒットしたドイツ映画"The Blue Angel"(嘆きの天使)にちなんでいる。
キャバレーの名前を飛行中隊につける精神性は我々には理解できない。戦闘兵器に漫画をかく精神性も。
我が国のブルーインパルスは、1959年、ブルーエンゼルスのライバルであるアクロバット飛行チームのサンダーバーズを見た源田実航空幕僚長に構想により創設された。
ニックネーム「天竜」から「チェッカー・ブルー」を経て「ブルーインパルス」に決まった。Blue Impulse―蒼い衝撃と言う意味。
2011/3/11、ブルーインパルスのベースは津波に襲われた松山基地であるが、ブルーインパルスは7機中6機が翌日の九州新幹線全通を祝うために芦屋基地に移動しており、6機は難を逃れている。
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