韓国では、この1月より3月の間に17件の産業スパイ事件が起こり、82名を逮捕している。これは前年同期の3倍、うち7件が中国、スパイ事件の中国の関与率は高い。
写真と記事はサムスン電子の中国女スパイ事件を伝えるBBC中国語版より
http://www.bbc.co.uk/zhongwen/simp/business/2011/04/110417_skorea_china_spying.shtml
【東亜日報4/13-サムスン電子の中国人研究員、核心技術を中国企業のために引き出す】
http://news.donga.com/Society/New/3/03/20110413/36382092/1
以下は韓国語版の
サムスン電子の中国人研究員がシロモノ家電の核心技術を母国中国の競合会社へ渡そうとしたが韓国検察に摘発された。
ソウル中央地検先端犯罪捜査1部は、不正競争防止および営業秘密保護に関する法律違反容疑でサムスン電子生活家電部門首席研究員の中国人陳某女(40)を拘束したと13日に明らかにした。
検察によれば、水原にあるサムスン電子研究所で勤める陳は、先月末から今月の初めまで家電製品の核心技術および営業機密資料を引き出した上で、中国の有名家電企業のハイアールに再就職をしようとした疑惑を受けている。
陳が引き出した資料はA4用紙300~400枚分量で、家電製品の核心の騒音防止技術と今後10年間のシロモノ家電製品の傾向分析、経営戦略などの機密事項が含まれていたと分かった。
陳は他の研究員らが退勤した後や離席時を狙い、研究所事務室でこれらの資料を出力し、デジカメで一枚一枚を撮影した後、ノートブックに入れて保管していたことが調査により判明した。
米国の大学を優秀な成績で卒業した後、2007年に米国現地で採用された陳は、今年の研究職での契約延長ができなくなり、ハイアール首席技術官での再就職が確定するとすぐに犯行を計画したと伝えられた。
検察は陳が機密資料を大量に出力するのを怪しく思った研究所関係者の情報提供により内偵をはじめ、去る8日、研究所そばにある陳のアパートと事務室を押収捜索した。
この時、陳は保管したノートブックを16階にある自分のアパートの窓から外へ投げて証拠隠滅を図ったが、検察に緊急逮捕され、尋問により容疑が明らかとなり10日に拘束された。
ノートブックは、アパートの花壇に落ちたせいで破損もひどくなく、流出した資料が入れられたハードディスクなどの復旧が可能であることが伝えられた。陳は過去にも会社機密資料を無断閲覧して摘発された前歴があることが判明した。
検察は陳の通話内容とEメール、メッセンジャー記録などを確認したが、流出した資料が実際にハイアールへ渡った形跡は発見できておらず、陳もこれを否定している。
検察は、陳から資料の流出動機と正確な流出規模を把握する一方、ハイアールが今回の機密流出に直接・間接的に関連があるのか、また他の加担者がいるかを調査した後に陳を起訴する予定である。(17日に起訴をしたと伝えられた。上記のBBC中国語版より)
ハイアールの関与であるが、この機密情報は間違いなく再就職の条件となっていた筈だ。シロモノ家電はハイアールの得意とするところ。騒音防止機能などはまさに日本のお家芸で、日本から韓国へ、韓国から中国へと流れていったのだろう。公式非公式含め、技術は毎日盗まれていく。
16階からノートを投げたあたりは中国人そのもので、下に誰がいようがお構いなし。デンソー事件では、社員を待たしている間に中国人はハードディスクをメチャクチャにぶっ壊した。証拠隠滅も含めて、上から指導されているに違いない。
掃除機のダイソンの社長が言っているのだが、中国人は会社を辞めるときにはウィルスを仕込んでいくそうだ。性根が悪い。直ちに首にする場合は、自席に戻さず、そのまま帰らせる。自分の荷物は残ったメンバーが宅配便で送る。そうしないと自席でデータをメチャクチャにする可能性があると聞く。
ちょっとくらい優秀な中国人は掃いて捨てるほどいる。とにかく人間が多い。その中で生き残っていくには、嘘や窃盗など何でもないことなのだ。これが中国の今も昔も変わらない歴史である。
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