冒頭のシーンでは手が痛々しい、顔もまっ黒。胸にはギブスがはめられているようだ。
【IZA7/6-顔面やけど、包帯姿の大統領 TV演説】
イエメンの国営テレビは7日、先月3日に首都サヌアの大統領宮殿での爆発で負傷しサウジアラビアで治療中のサレハ大統領の国民向け演説を放送した。サレハ大統領が公の場に姿を現すのは約1カ月ぶり。
大統領は、顔がやけどで黒くただれ、首から下は包帯をして動かすことができない状態で痛々しい姿を見せ、「やけどで8回の手術を受けた」と述べた。演説は国民に順調な回復ぶりを示す狙いがあるとみられるが、逆に爆発で負ったけがが相当な重傷だったことが鮮明になった。
大統領は演説で、自らの辞任や帰国の見通しには一切触れず、反政府勢力と政府軍の戦闘が続く事態の収拾のため、反体制派に対話を呼び掛けた。また、野党の政権参加を歓迎すると強調するにとどまった。(共同)
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