写真は、ロシア革命記念碑前で抗議活動をするタクシー業界/Newstube動画ニュースより、左の垂れ幕には「タクシーは私と家族を食べさせる仕事」とある
http://www.newstube.ru/media/taksisty-trebuyut-otpravit-zakon-o-taksi-na-dorabotku
ここはモスクワの地下鉄1905年通り駅の近くの広場にある記念碑、1905年の血の日曜日に関連して、若き家具工場の経営者ニコライ・シュミットを中心とした暴動を記念して建てられたもの。詳しくは、クマでもわかる「ロシア」さんのブログから↓
http://blog.goo.ne.jp/mc-academy/c/e02cadfb62a07ff6a8b9551c7821c8a3
9月1日施行の新しい法律では、1.全てのタクシーは事業免許を取得すること 2.単一色(黄色など)にすること 3.料金メーターをつけること 4.屋根にオレンジ色の行灯をつけること 5.両側に特別なライトをつけること とある。この法案は4月に通ったばかり。
なんだか当たり前の話だが、これがなかったのがロシア、これの法律を守るために正規タクシーでも5万ルーブル≒13万円もかかると言う。
ビールもアルコール飲料としたばかりであり、この国の常識は世界からかけ離れていそうだ。
普通の国になるのなら、我が国の北方領土を返せ!全てはココから始まる。
【IZA8/12-赤の広場で 白タクは消えるか】
【外信コラム】
タクシーの運転手は事業免許を取得、車体には料金メーターと“行灯(あんどん)”を備え、チェック模様の塗装を施すこと-。ロシアでこんな新法が来月から施行される。当然の内容を記した法律と思われるかもしれないが、ロシアでは従来、こうした「まともなタクシー」が皆無だったのだ。
ロシアでタクシーといえば、主流は自由営業の「白タク」である。空港や駅には白タク運転手がたむろしており、道端で手を挙げれば夜中でもすぐに車はつかまる。便利な半面、犯罪やトラブルに巻き込まれるケースも少なくない。
税金を納める“合法”のタクシー会社も存在するが、事前予約が必要だったりと使い勝手は悪く、料金メーターはやはりない。モスクワでは白タク4万台に対して“合法タクシー”が9千台の比率だという。
9月施行の新法は、こんなタクシー業界を正常化させる試みだ。ただ、業界は「メーター設置などにカネがかかる」と反発しており、何事も賄賂のこの国では「警官と白タクを利するだけ」(独立新聞)との見方も多い。首都以外では事業免許の交付すら始まっておらず、新法の成否は全く不明というほかない。
同じ旧ソ連でも、欧州連合(EU)加盟国のバルト三国ではとうにメーター付きタクシーが走っているのだが…。(遠藤良介)
コメントする