写真上は皮膚炭疽の初日の状態、下は16日後の状態/中国ネットより
http://bbs.czbtv.com/dispbbs.asp?boardid=313&id=276939
遼寧省衛生庁の報告によると、8月11日20時までの状況は、3名の感染と感染の疑いのある27名が病院で隔離治療されている。死亡者は出ていない。
今回の発生は、感染牛を無断で屠殺もしくは触ったために感染したとしている。皮膚炭疽はヒトからヒトへは感染せず、獣からヒトへの感染のみである。牛、羊、ラクダ、ラバなどの草食動物がその主な感染源である。感染牛を屠殺もしくは接触しない、また、病死した獣や原因不明で死んだ獣を食べない限りはヒトへの感染はないと書かれている。しかし、店頭に並べられたら分からない。当然ながら、病死牛なんて書くバカはいない。
遼寧省では、病気で死んだ動物がいたら、直ちに動物衛生監督機構へ報告するように住民へ指示を出している。
万一、炭疽菌感染牛を食べてしまったら、腸炭疽(出血性小腸炎)となり、悪心、嘔吐、食欲低下、発熱で始まり、2~3日後に、激しい腹痛と血性下痢が起こる。この激しい症状のあと、毒血症、ショック、死亡に至ることがある。病変は盲腸にみられ、ときに他の大腸部や十二指腸にもみられる。致死率は25~50%とされる。
【IZA8/12-中国遼寧省で皮膚炭疽、21人隔離】
12日付の中国紙、新京報によると、遼寧省鞍山市で皮膚炭疽が発生、10日までに21の症例が報告され、うち3人の感染が確認された。21人は隔離されて病院で治療を受けており、死者はいない。
炭疽病は炭疽菌が原因で家畜に起こる病気で、人間にも感染する。地元住民が感染牛に接触したのが原因とみられるという。(共同)
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