写真はココ麺/唸声撮影、さっそく食べてみたが、辛い!
【IZA11/26-《外信コラム:ソウルからヨボセヨ》 “赤くない” 韓国ラーメンの進化?】
韓国料理というと何でも唐がらしが入っていて真っ赤というのは必ずしも正しくない。食堂の大衆料理がそうであって、上品な料理や家庭の食卓ではそんなに赤くない。ただ外国人にはそのイメージが強く、たとえば日本でも人気の韓国ラーメンというと激辛で赤い。
ところが韓国では最近、赤くない即席ラーメンが爆発的人気で話題になっている。韓国ヤクルトが発売した「ココ麺」がそれ。8月以来、すでに4500万個が売れ、店頭に出ると同時に完売なため筆者も先日、やっと口にできたほどだ。
牛肉スープが主流の韓国で鶏スープを使い、色も味もすっきりで韓国離れ(?)している。ただ刻んだ青唐がらしが入っており多少の辛さは残してある。結構、いける。この“赤離れ”は経済発展を背景にした味覚の余裕だろうか。
韓国の即席ラーメン(韓国では“ラーミョン”というが)は、1963年に日本の明星食品から無償でノウハウをもらってスタートした「三養ラーミョン」が最初だった。それが今や1人当たり消費量では日本より多い“ラーミョン天国”になっている。
韓国ヤクルトは即席ラーメンでは業界4位だったが、今回の大ヒットで一気に2位が狙えそう。赤くない「ココ麺」は韓国ラーメンの進化か、それとも“元祖日本”への先祖返りか?(黒田勝弘)
韓国ヤクルトのココ麺↓
辛くなさそうでとても辛いチキンラーメン、作り方には卵とチョンヤンコチュ(超辛い青唐辛子)を入れるとなっている。何も入れなくても辛いのにこれ以上辛くしたら何の味か分からなくなる。このままでも「辛ラーメン」よりも辛いぞ!推奨消費者価格は1000ウォン≒66円
麺には小麦だけでなくジャガイモが使われており、モチモチ感があり、これが韓国人に受けたのであろう。残念ながら、日本人の感覚には合わない。なぜ、こんなに人気なのかも分からない。バラエティーが作り出したバラエティー料理だ。
コメディアンのイ・ギョンギュによるココ麺の紹介、このココ麺はKBS2のバラエティー番組「男子の資格」の中でイ・ギョンギュにより作られたラーメンで韓国ヤクルトと提携して商品化されたもの。
韓国ヤクルトはヤクルトの持分法適用関連会社(議決権所有割合38.3%、平成23年有価証券報告書より)で、1日当たりのヤクルト販売本数は404.9万本と海外事業所の中ではNo1となる。次はメキシコで317.7万本、タイ259.1万本、インドネシア176.7万本、ブラジル157.3万本、フィリピン122万本と続く
http://www.yakult.co.jp/company/pdf/gaikyo2011.pdf
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