写真はモスクワの投票所で暴れるウクライナFEMENのお姐さんたち/YouTubeより
中国政府にビザを出せと中国大使館前でハンストをして途中で失神した某国議員よりも、よほど効果はあるだろう。とにかくマスコミを集めるには裸の抗議は目を引く。この映像はFEMENよりもカメラを持ったメディアを見ている方が面白い。あれだけのメディアがいたのは、首相が投票に来る投票所であったと言うこともあるが、FEMENからの事前予告があった筈であり、何も突然脱ぎたした訳でもない。
ペスコフ首相報道官は「これが法律違反でなければ、私は拘束しなかったのだが」とコメントしているが、FEMENとしては、拘束されなければ、効果もいま一つであろう。
ウクライナは、天然ガス問題などプーチン政権に対してかなり苛められていたのでこうした抗議活動に出たものと思われる。
我が国にとっても、これは他人事ではない。北海道はロシアから電気を買えばいいと言った大馬鹿者がいるが、極寒の地でエネルギーを止められることは、生命の危機にも及ぶのである。エネルギーは核ミサイルと同じで、相手に命を預けていることになる。それだけ相手が信頼できる国がどうか、わが国民は理解しているのであろうか?
裸の姐さんたちの意図がどこにあろうと、わが国の政府も国民も平和ボケしているとしか思えない。原子力発電を止める前に巨大エネルギーを確保しなくてはならないのに、感情論に終始している。
【IZA3/4-投票所で裸の女性たちがプーチン氏批判 露大統領選】
ロシア大統領選でプーチン首相が夫人と投票を行ったモスクワ市内の投票所で4日、上半身裸になって「プーチンは泥棒だ」などと叫んだウクライナ国籍の女3人がその場で警官に拘束された。ロシア主要メディアが伝えた。
警察当局によると、3人は裸になって政治的なスローガンを叫ぶウクライナの組織「フェメン」のメンバー。首相が投票を終えた20分後、メディア関係者を装って投票所に入った後に衣服を脱ぎ、叫び声を上げた。3人の胸や背中には「プーチンの代わりに私が(投票用紙を)盗む」などと書かれていた。
ペスコフ首相報道官は「これが法律違反でなければ、私は拘束しなかったのだが」とコメントした。(共同)
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