写真は一両大清金幣=金貨、光緒丙午年=1906年/全球古玩網より、98万元≒1290万円で売られている。直径は39mm。
http://www.zgguwan.cn/product/Info6515.aspx
同金貨は公に発行されておらず、存在自体が大変珍しいとされている。金本位体制を考えて、金貨の発行をしているが、現実とならなかった。1895年、日清戦争による2億3100万両の賠償金は清にとっても大きな金額であった。この賠償金は現在の貨幣価値に換算すると360兆円と言われているが、この換算からすれば、一両あたりは155万円となる。
この金貨を発行した光緒帝は1908/11/14、ヒ素により毒殺された。金貨を発行した1906年に後継者である溥儀が生まれており、1908年、西太后が光緒帝の後継者に指名し、2歳10か月で清朝第12代の宣統帝となった。
コメントする