▼唸声の気になる写真/北朝鮮:金正恩元帥の絶叫マシンに英国大使館員も同乗していた

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写真は駐朝英国大使館のBarnaby Jones一等書記官(黄色い円の中)/BackChinaより、絶叫マシンからプロパガンダマシンへ、ちなみに金正恩元帥の隣は劉洪才中国大使、その隣は叔母の金敬姫政治局員

http://news.backchina.com/viewnews-206861-gb2312.html

 

どうしてこのように若い外交官が招かれたのか?北朝鮮の高官はみんな安全レバーをギュッと握りしめている年寄りばかりであるが、彼は慣れたもので安全レバーに触ってもいない。英国大使の代理で行かされたのか?いずれにしても、一緒に写真に写ること自体が三代目の変革なのかもしれない。

 

2000/12/12、北朝鮮と英国は国交樹立し、ロンドンと平壌に大使館を開いている。英国は北朝鮮高官に英語教育と人権トレーニングを実施し、人道主義を監視するとしている。絶叫マシンへの搭乗も人権監視の一環か???

 

◎関連写真/金正恩第一書記、遊園地でおかみさんとデート、お供付

http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/2772781/

 

IZA8/4- 一枚の写真でわかった金正恩体制の本当の姿】

【朝鮮半島ウオッチ】

 金正恩第1書記が遊園地の“絶叫マシン”に試乗した1枚の写真に、北朝鮮ウオッチャーがくぎ付けになっている。平壌駐在の劉洪才中国大使を中央に金正恩氏と叔母の金敬姫氏が両側から挟んで座り、北朝鮮の支配者2人が中国大使に頼っているように写っているためだ。金正恩氏は王家瑞・中国共産党対外連絡部長と会談して外交を始動、公式訪中が近いと観測されている。(久保田るり子)

 

■前代未聞の編集

 写真は7月25日、平壌市内の遊園地、綾羅人民遊園地の完工式での一コマ。金正恩氏の夫人、李雪主氏が公式報道で紹介されたのもこの完工式だった。

 

 写真が掲載された7月26日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の紙面は前代未聞の編集だった。1面から5面までブチ抜きの写真グラフ。こんな特別紙面は金正日生誕50周年といった国家行事以外では前例がない。

 

 報道では、綾羅遊園地を「父なる金正日将軍が特別に関心をよせ、敬愛する金正恩元帥が心血と情を注いだ熱い人民愛の結晶」などと称えて、遊園地を「万年の財宝」と褒めちぎった。

 

 金正恩氏は夫人同伴で幹部を従えて式に臨んだ。安定感のある指導者ぶりの演出だったとみられるが、遊具に破顔で喜ぶ金正恩氏の幼さのほうが目立ってしまったようだ。

 

 こうした写真と並んで掲載された金正恩氏、劉大使、金敬姫氏のショットが、ウオッチャーを「あれっ」と驚かせた。

 

■異例の構図

 金正恩氏の視察は通常、党や軍の側近が周囲を囲んでいる。ところが絶叫マシンの写真は右に金正恩氏、中央に劉大使、左に叔母の金敬姫氏という異例の構図だ。

 

 金敬姫氏の肩書は朝鮮人民軍大将、朝鮮労働党書記だが、韓国当局などの分析では金氏は長年空席だった組織担当書記で党幹部の監視や人事権を握っている。統治資金をあらゆる手段で集める工作部署「39号室」の責任者も兼務して、おいの金正恩氏の後見人を務めているとされる。66歳で健康問題も抱える金敬姫氏に絶叫マシンの試乗はキツいものだっただろうが、それでも乗ったようだ。

 

 一方で劉大使は、こうした場面に慣れているのか、リラックスした表情で満足げに笑っている。3人が向かい合うボックスシートで金正恩氏の向かいの席に、側近ナンバーワンになった人民軍の崔竜海総政治局長、残りの2席には通訳が座った。

 

 すべての虚飾を排除すると、金正恩氏を支えるのは中国と叔母と軍-そんな構図がハッキリ見えた。

 

■中国公式訪問の本格準備始まる

 金正恩氏は2日、訪朝中の中国の王家瑞・中国共産党対外連絡部長と会談して第1書記就任後初の外交活動を開始。経済重視で「国民生活を改善させるのが朝鮮労働党の目標」などと語った。

 

 王家瑞氏は胡錦濤国家主席の親書を持って訪朝しており、金正恩氏の公式訪中の準備とみられる。王氏は北朝鮮の金永日書記(国際担当)とも会談しており、具体的な日程協議に入ったもようだ。

 

 王家瑞氏はこれまで何度も訪朝し、2008年夏に金総書記が倒れた後、翌年2009年1月に金総書記が初めて会った外国要人でもある。晩年の金正日総書記の訪中にも関わり、中国共産党の党外交の責任者として、ときには胡錦濤国家主席の親書を携えて中朝間を往来してきた。

 

 王氏に先立って7月24日には北朝鮮の李明秀・人民保安相(警察庁長官)も訪中し中国側の公安(警察)責任者らと会談。警備に関しての協議とみられる。

 

■3週間の空白で路線変更?

 金正恩氏が北朝鮮の指導者として訪中すれば、必ず問われることになるのが、新路線であり、中国が強く進めてきた改革開放路線への対応だ。

 

 実は金正恩氏の動静は、6月上旬に朝鮮青年団の行事に出席後、約3週間にわたって途切れた。この空白期間に何があったのか専門家の関心の的だ。なぜなら空白期間の後に金正恩氏の動向が変わったからだ。

 

 今年前半(1月~6月)金正恩氏は約80回の行事や視察の動静報道が伝えられたが、うち約40回が軍関係だった。ところが空白後は軍関係の動静が激減。その直後に軍最高幹部、李英浩総参謀長の解任劇(7月15日)があった。

 

 また、金正恩氏自身は遊園地や幼稚園視察などを開始。しかも女性が寄り添い、数回ののちに女性が「夫人」であることが公表された。行事には西側文化の象徴のようなミッキーマウスもどきも現れた。

 

■権力闘争のカムフラージュ? 

 一連の情勢に関して、日韓の朝鮮半島専門家の見方はいまのところ慎重だ。

 

 「軍事独裁の権力の源泉は銃剣、軍から生まれる。金日成時代、金正日時代も出発時に軍の整理(粛清)に時間をかけた。金正恩時代も例外ではないだろう。表に現れる変化は権力中枢の葛藤や闘争のカムフラージュの可能性もある」(韓国の北朝鮮専門家)

 

 このところ中国発の「金正恩氏による農業改革、経済改革の方針」情報が相次いでいる。北朝鮮は改革開放路線に変化するのか。金正恩体制と中国の関係が注目だ。

 

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2012年8月 4日 15:25に書いたブログ記事です。

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