写真はNewXレポーターのRidhima Tomarさん、黄丸部分が撃たれた部分/YouTubeより、彼女は撃たれても実況を続けた。催涙弾で負傷とあるが、ゴム弾だろうか?
写真はインドのバスレイプ犯/Frrroleより
http://frrole.com/o/photos-of-ram-singh-pawan-and-vinaythe--riya043-mumbai
写真は犯行の起こったバスの中/facebookより
http://www.facebook.com/apsk167/posts/307021466081477
12月16日午後9時頃、Ram Singhは無許可営業バスの運転手で仲間6人と23歳の女子大生をからかい、連れのSE男性の頭を棒で殴りつけ、バスから投げ捨てた。その後、女子大生を次々とレイプし、ワギナにライフル銃を挿入し逃げた。女性のワギナと大腸は完全に損傷を受け、結婚どころか普通の生活を送ることはできないと書かれている。被害者は16日に病院で5回昏睡状態に陥った。
この無許可営業バスは、ひょっとするとこうしたレイプを日常的に繰り返していた可能性もある。また、これを商売にしていた可能性だって否定できない。こうした悪質な性犯罪者に対して、インドでは死刑を求めて連日デモが行われている。インドではこのニュースで持ちきりである。
【IZA12/23-レイプ多発、不十分な捜査、処罰少なく インド怒りの抗議多発】
【ニューデリー=岩田智雄】インドで、頻発するレイプ犯罪に対する抗議運動が各地で起きている。22、23日には、首都ニューデリーのインド門広場でデモ隊と警官隊が衝突し、印メディアによると双方の100人以上が負傷した。高まる市民の怒りに、政府はレイプ犯に対する最高刑を終身刑から死刑に引き上げる法改正の検討を始めた。
「レイプ犯をつるせ」「デリーに治安を」
プラカードなどを手に学生主体の約1万人のデモ隊は22日、インド門広場で警察が設置したバリケードを突破し、大統領府に向かおうとして警官隊と衝突した。警察は催涙ガスや放水でデモ隊を排除した。23日も、双方は再び衝突した。
抗議運動のきっかけは、16日夜にニューデリーで起きたレイプ事件だ。女子学生(23)が友人男性と私営乗り合いバスに乗ったところ、別の男に「こんな時間に何をしている」といいがかりをつけられた。その後、酒に酔った6人にレイプされ、鉄パイプで暴行を受けたうえ車外にほうり出された。女性は重体で腸を摘出する手術を受けた。犯人は全員逮捕された。
インドでレイプ犯罪は多発しており、幼児が被害者となるケースもある。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、2010年は報告分だけでも2万2千件あり20年間で倍増した。
インドでは伝統的に、女性が家にとどまることを求められてきたが、最近は女性の社会進出に伴い、夜間に繁華街を出歩く姿も増えた。こうした行動への根強い偏見や反発に加え、もともとある女性の人権を軽視する風潮もあり、女性が性犯罪に遭うリスクは高まっているようだ。
レイプ事件の捜査が不十分なことも犯罪を助長しているとされる。同紙によれば、犯人が処罰されたケースは20年間で44%から26%に減った。背景には、被害者側が裁判に持ち込むまで警官に賄賂を要求されたり、取り調べで嫌がらせを受けたりするため、手続きを断念せざるを得ないことがある。
今回の抗議デモでは、レイプ犯の量刑が軽いことが犯罪を誘発していると政府の対応を批判している。シンデ内相は22日、「極めてまれなケースになるが、効果的な処罰をするため、法改正に向けた迅速な対応を取る」と述べ、レイプ犯に極刑を科す法改正を行うことを示唆した。
今回の抗議行動がここまで拡大したのは、被害者が中間層の女子学生で現場がニューデリー中心部だったため、社会問題に敏感で活動的な学生らの怒りに火がついたからだ。ただし、カースト下位層など社会的に弱い立場の女性の被害はこうした反響を呼ぶこともほとんどなく、相当数が泣き寝入りしているとみられる。
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