写真は死刑発言のマハムード・シャーバン師/Youtubeより、手にしているのは13世紀のスンニ派のイスラム法の権威イマーム・アルアゥイによって書かれた本
民主主義とはどんどんかけ離れていく。現在のエジプトはムバラク体制以下であることは間違いない。
【IZA2/12-「神の法の下で死刑だ」 反政府指導者の殺害促す エジプト聖職者の逮捕命令】
11日の中東通信によると、エジプト検察は、エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長ら同国の反政府運動指導者の殺害を促すファトワ(宗教見解)を出したとして、イスラム教聖職者マハムード・シャーバン師の逮捕を治安当局に命じた。
シャーバン師はテレビ番組で、イスラム勢力出身のモルシ政権を批判するエルバラダイ氏らについて「神の法の下で死刑だ」と発言。エルバラダイ氏は「(モルシ)政権の沈黙は、イスラムの名による反政府勢力殺害にお墨付きを与えるものだ」と述べ、同師逮捕を求めていた。
野党指導者暗殺事件が起きたチュニジアでは、イスラム政党主導の政府がイスラム過激派の暴力的な言動を毅然と取り締まらなかったことが、暗殺事件を招いたと批判が広がっている。(共同)
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