写真は左から八百長サッカーで有罪となった李明、江津、祁宏、申思の四名で初めの三名が有期刑5年半、最後が6年、彼らは中国国家代表のサッカー選手たちだった/新浪上海より、タイトルは≪足坛反腐审判收官 历时两年59人获刑=サッカー界汚職裁判、2年で59名投獄≫
http://sh.sina.com.cn/news/e/2012-06-14/0756220872.html
以下の記事には、『中国サッカー、八百長の元凶は「絶望的薄給」と「地方政府」』とある。同じように裁判官も「絶望的薄給」であり、「地方政府の中共幹部」に大きく影響を受けている。城官も公安も全て同じ状態である。つまり、サッカーだけでなく、すべてがこのような元凶とすることができる。但し、絶望的薄給でない中共幹部や局長クラスも同じように腐敗に手を染める。中央政府からみれば、地方政府が腐敗の温床のように見えるかもしれないが、これがこの国の四千年の伝統である。要するにこの四千年の伝統が元凶であり、簡単にこの伝統を無くすことはできない。この伝統を変えるには八千年くらいかかるだろうか???
【IZA3/2-腐った中国サッカー、八百長の元凶は「絶望的薄給」と「地方政府」】
【北川信行のサッカーなんでやねん】
八百長疑惑がサッカー界を震撼させている。大がかりな犯罪組織の拠点となっているのはアジア。インターネットで違法賭博サイトを運営するなどし、世界中の試合を操作していると言われている。国際刑事警察機構「インターポール(ICPO)」は2月21、22日にマレーシアのクアラルプールでアジア・サッカー連盟(AFC)と合同会議を開催。AFCは専門部会を立ち上げるとともに、八百長の脅威に立ち向かうべく奮闘している加盟協会として、中国、シンガポール、韓国、マレーシアの4協会の名前を挙げた。
中国は最近、八百長に関わったとして選手や審判ら33人を処罰したことが評価され、シンガポールは選手に対して嘘発見器を導入していることが積極的な対応とされた。
本当に評価していいのだろうか?
英紙ガーディアン(電子版)は「八百長と贈収賄は中国サッカーの風土病」との記事を掲載。その中で、スポーツ紙の副編集長をしている元選手は、選手の低い給与とチェック機能のない地方政府の存在が根幹にあると指摘した。
「地方政府の役人がしばしば政治的な関係をよくするために試合を操作する。お金のためではなく、メンツの問題だが…」と副編集長。その根拠として、選手や審判が処罰される一方で地方政府の役人から逮捕者が出ていない事実を挙げて「背後で事態を動かしているのは、言うことを聞かない選手を解雇させるほどの力を持った地方政府の役人なんだ」と断罪した。
また、別の元選手は匿名を条件に、残酷なほど給与が低く、しかも何カ月にもわたって遅配されるため、選手は買収されやすいと説明。現役だった2009年、試合前に賭博シンジケートから頻繁に電話がかかってきたことを明かすとともに、八百長問題が浮上する以前は3割の試合が操作されていたと語った。
一方で、AFP通信などによると、中国協会は元イングランド代表の世界的スター選手、ベッカム(パリ・サンジェルマン)を中国スーパーリーグのアンバサダーに任命する意向であると伝えた。人気選手を起用することで、八百長問題で受けたイメージダウンを回復するのが狙いだが、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」には早くも「中国協会は表面だけ取り繕おうとしている。ベッカムが来たとしても何ができるのだろう」「中国サッカーはさらに腐っていく。お先真っ暗」といった皮肉も投稿されたという。
八百長疑惑の根源となっているシステムをそのまま放置し、うわべを飾ろうとする姿勢はいかにも、中国らしい。
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