写真はコカの葉/YouTubeより、映像の中に水を溜めた木枠があるが、ここで粗製コカインが採れる。コカの葉をこの木枠に敷き詰めて、水を入れてから、足で踏んでいく。すると翌日には、チーズのようなものができる。これが粗製コカインである。フジモリ政権であれば、こんな不名誉な世界一にはならなかったのに・・・。
何故、減ってはいても根絶できないのか?これはコカの葉が高く売れるからである。ネットで紹介されていたボリビアの例では、コカの葉100kgで200ドル、オレンジ100kgで15ドル、牛一頭が250ドルとこれだけでも如何にコカの葉が高値で売買されているか分かるであろう。上記のチーズのような粗製コカインは330kgのコカの葉で1kg取れる。この売買価格は1000ドルにもなる。牛4頭だよ。
参考:子猫的BOLIVIA論より(日本語)
http://sarisari.exblog.jp/6314314
【産経9/25-コカの葉、ペルーが最大の生産国に コロンビアを抜く】
国連薬物犯罪事務所(UNODC)は24日、コカインの原料となるコカ葉の2012年の作付面積が南米ペルーで前年比約3・4%減り、約6万400ヘクタールだったと発表した。これまで最大の生産国だったコロンビアを抜き、作付面積でペルーが逆転した。
UNODCが先月発表したコロンビアの12年の作付面積は約4万8千ヘクタールで、11年の約6万7千ヘクタールから激減。両国とも貧農支援を強化、麻薬栽培根絶策を続けているが、一般農作物への転作がコロンビアでより進んでいることが明らかになった。
コカインは長年、両国左翼ゲリラの資金源となってきたが、コロンビアでは政府とコロンビア革命軍(FARC)の和平交渉が進展。ペルーではフジモリ政権下で弱体化したセンデロ・ルミノソの残党が山中で依然活動を続けている。
コカまたはコカノキ(学名:Erythroxylum coca)は、コカノキ科コカ属の常緑低木樹。高さは2-3mになる。葉は楕円形で両端が尖り、裏の葉脈の両側に2条の縦条が入る。花は5弁で黄白色、果実は熟せば赤くなる。コカの葉は日常一般的に茶として飲まれており、コカ茶と呼ばれる。コカ茶は、一般には、コカの葉を干したもの数枚〜数十枚に熱い湯を注ぎ、しばらく待ってから飲む。砂糖を入れて飲むことも多い。きわめて日常的な飲み物で、ティーバッグも売られている。カモミール(現地語ではマンサニージャ : manzanilla)と混合したティーバッグなども売られており、愛飲する人が多い。コカの成分による覚醒作用には「空腹を忘れさせる」という効果も含まれるため、コカ茶は食前よりも食後に飲まれることが多い。コカ茶を飲むことによって、コカの成分を体内に取り入れて、高山病の症状(頭痛、内臓の不快感など)を緩和させることもある。-ウィキより抜粋-
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