写真は学食をメチャクチャにした高校生たち/大紀元より、9月14日、河南省柘城県第二高級中学の高校生千名以上が、地域の食堂よりも高い学生食堂や高い売店に不満が爆発し、食堂や校内の備品を破壊した。学校側は学内の食堂や売店の使用を強制しており、外食は禁止されていた。
1.5元≒24円のミネラルウォーターを突然2元≒32円に値上げしたことが引き金になった模様。中国で有名なワハハ=娃哈哈ブランドのミネラルウォーターの市場価格は1.2元~1.5元≒19円~24円、突然33%の値上げと聞けば、おこずかいの少ない高校生が怒るのは当然、それも学外で買ってはいけないと言う独占販売に学校側と業者の癒着を感じるのも当たり前である。怒った高校生を制止しようとした主任の先生が袋叩きにあったが、警察は介入しなかった。
同校は2000年7月スタートで生徒は9300名もいる。教職員を合わせると1万人弱となるマンモス校で、21世紀戦略拠点基地校でもある。学校側と学食の癒着は、ココだけの話ではなく、他にもたくさんある。価格だけの問題ではない。病死豚など素材に関しても業者が利益を上げるためには、生徒たちが利用されている可能性もある。
1万人もの生徒たちが毎日この食堂(学内に2軒あり)を利用しているのだから、儲けも大きい。価格だけではなく、地溝油などが使われていないか、チェックすべきである。第三者のチェックと言っても、当局の賄賂役人がチェックしてもどうにもならない。生徒たちは、こんなカラクリを知っているだろう。何か証拠が出れば、業者と校長が生徒から糾弾を受けることになる。21世紀戦略拠点基地校も警察との衝突で負傷者が多数出るだろう。こんな国にしてはいけないと思う生徒とこれに乗る生徒がどれくらいの割合で卒業していくのか?
【産経9/17-中国で高校生千人が騒動 食堂利用強制に抗議、教師殴り備品壊す】
中国河南省商丘市柘城県の高校で14日、校内食堂の利用を強制する学校側の措置に抗議する千人余りの生徒が教師を殴ったり、校内の備品を壊したりする騒ぎがあった。米政府系放送局ラジオ自由アジアが17日までに伝えた。
学校側は最近、校内の食堂や売店の利用を生徒に強制する措置をとったが、価格が校外の飲食店などより高く、生徒らは「(学校側が)私腹を肥やしている」と不満を募らせていたという。
警察が学校に駆け付けたが、生徒らを排除する措置は取らず、学校側が校内食堂の価格見直しなどを提示、騒ぎは収まったという。(共同)
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