中国の夢はやがて悪夢へと変わる!反日の限界!
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【産経11/7-山西省爆発 党幹部の腐敗・横暴…渦巻く不満 切り捨てられた陳情者】
中国山西省で発生した連続爆発事件。富国強兵を目指す習体制から切り捨てられた弱者の間で広がる絶望感を背景とした犯行の可能性がある。
【北京=矢板明夫】中国山西省太原市の同省共産党委員会庁舎前で6日に発生した連続爆発事件は、党幹部の腐敗や横暴に対し不満を抱く者による犯行の可能性がある。昨年11月に発足した習近平体制は、富国強兵を目的とするスローガン「中国の夢」を前面に打ち出し、土地収用などで当局とトラブルを抱え、中央政府へ陳情する民衆への取り締まり態勢を強化した。“切り捨てられた”弱者の間で絶望感が広がり、当局への抗議を込めて事件を起こしたとの見方が浮上している。
事件の背景はまだ明らかになっていないが、中国では少数民族問題のほか、政治腐敗や経済格差を背景に、社会への不満を抱き大量殺傷事件に走るケースが相次いでいる。
福建省で6月、路線バスに放火した男は生活手当の申請が却下された恨みから犯行に走ったとされる。北京国際空港で7月に爆発事件を起こした車いすの男は、治安要員に暴行され障害を負ったと主張したが聞き入れられず、爆竹の火薬を材料に爆弾を作った。
先日、天安門前で発生した車両突入事件では、ウイグル族とみられる容疑者らが車両に400リットルの市販のガソリンを積み込み、歩道の観光客らを次々とひいた後、炎上したとされる。
中国で起きたこの種の事件で共通しているのは、身近な材料を利用して犯行に及んでいることだ。容疑者たちが、当局への不満を持つ一般民衆であることを強く印象づけている。
そして今回の連続爆発事件でも、手製の小型爆弾からくぎや鋼鉄球などが発見された。日用品などで作れる「圧力鍋爆弾」だったとの見方もある。同爆弾は今年4月の米ボストン連続爆破テロでも使用された。
2011年に中国で起きた各種抗議活動は合わせて約18万件に上るとの指摘もあるが、社会的弱者によるこうした絶望型の抗議事件は習近平政権になってから急増する傾向にある。北京の人権派弁護士は、今回の事件も陳情者によるものである可能性が高いとみる。
同弁護士によると、12年まで続いた胡錦濤政権は、貧富の格差解消などを目指し「和諧(調和のとれた)社会」との政策スローガンを掲げ、弱者に対し政策的に一定の配慮を示した。
しかし、「中華民族の偉大なる復興」を目指す習政権になってから、政策が転換され、「和諧社会」が死語になりつつあり、陳情者への取り締まりが強化された。自宅を壊され、9年前から陳情を繰り返している四川省の男性は、産経新聞の電話取材に対し「今の政府は陳情者の弾圧しか考えていない。私たちは完全に追いつめられている」と話している。
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