英国での液体爆弾テロ未遂事件以来、ペットボトルなどの液体の飛行機への持込が制限されている。そんな液体のチェックに使われるのが以下のマシン。
そしてそのマシンの会社の社長が胡錦濤主席の息子、胡海峰氏(35歳)である。詳細は宮崎正弘氏のメルマガをお読み願いたい。
NUCTECH社HPより引用
http://www.nuctech.com/en/xin/THSCANLS8016.htm
胡海峰氏
【宮崎正弘の国際ニュース・早読み2006/12/13通巻第1646号】
胡錦濤の息子の会社が全中国の空港スキャナー装置入札で勝つ
一方、胡耀邦の息子は政協会議副主席へ
精華大学が9年前に設立した会社「NUCTECH」(漢文名「威視」)の社長は胡錦濤主席の息子・胡海峰である。
この会社、全中国147もの空港警備につかう液体スキャナー装置(1基20万ドル)の入札に勝ち、北京オリンピックを控えた空路の安全ビジネスで突出した存在となった。対策予算は数千万ドルにのぼる。
中国の空港警備システムは、SARS対策以来、最新の設備が強化されており、この3年ほどはペットボトル、ワイン、酒など一切の液体持ち込みが許されず、旅客の不満が高じていた。
しかし、新彊ウィグルとの往復航空機はとくに厳重な荷物チェックが行われており、テロを警戒していることはありあり。
同社(威視)の設備は、この液体を5秒で選別が可能と言われる。
また同社は入札に成功した背景に「政治的コネは一切無く、単に技術の良さが認められただけ」としている。
一方、嘗て「民主化」が早すぎると批判されて失脚した胡耀邦(総書記)の息子、胡徳平が、政治協商会議の副主席に抜擢をうけた(同会議の主席は賈慶林だが、来年17回党大会前に退任が予定されている)。
以下は成田空港の液体物に関するチェック状況
<飲み物の検査>
出発エリアにお持込になる飲み物などの液体物は、液体物検査装置や実際に飲んでいただくことにより検査させていただきます。
どうやら胃袋の中まではチェックをしないらしい?
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