写真は震洋。左は河出書房新社「図説特攻」より、右はウィキペディアより
【サンパウロ新聞2/13-強盗に襲われたか <ジャカレイ>80歳・吉田翁射殺される】
『聖州ジャカレイ市ボン・ジェズース区で十二日早朝、同市で農業を営む吉田官六氏(八十歳、福島県
吉田氏は妻、長男とその家族の五人暮らしをしていて柿農園や搾乳業を営んでいた。
事件が起こった当日の朝、吉田氏は農場を見に外出したがなかなか帰ってこないため妻が心配して長男に吉田氏を探すよう求めたところ、自宅から約百メートル離れた藪の中で同氏の遺体を発見した。胸部に弾丸痕があったことから射殺の可能性が強いとみている。
吉田氏と親しかった天海カルロス・ジャカレイ文化体育協会会長の話では、同氏は七〇年代後半に同文体協会長を務めていたのだという。「彼は正義感が強く剣道の熟練者でもあったので、もしかすると強盗と戦ったのかもしれない。とても惜しい人を亡くした」と突然の悲劇に戸惑いを隠せない様子だった。
なお、吉田氏宅は二週間ほどまえに強盗に襲われ家財道具を盗まれるなどの被害を受けており、警察では同一犯の疑いがあるとして犯人の行方を追っている。』
◇唸声コメント
吉田官六さんの写真、マツモトコージ写真館にて↓
http://www.100nen.com.br/ja/matsumoto/000003/20050914001287.cfm
吉田さんは震洋特別攻撃隊の特攻隊員。犯人は吉田さんを「トッコウ」「カミカゼ」と知らなかったのか?他の記事には背中を撃たれていたともあり、さぞや、悔しかっただろうと思う。62年前に逝った仲間の元に帰って下さい。-合掌-
ブラジルの国家標語は「Ordem e Progresso」ポルトガル語で「秩序と発展」が笑わせる。銃を持った柿泥棒のいる三等国家。情けない。ブラジル警察は犯人の逮捕に全力を注いでほしい。
震洋はマルヨンとも呼ばれている特殊奇襲兵器。ちなみに人間魚雷「回天」はマルロク。
『小型のベニヤ板製モーターボートの先端に炸薬(主に250キロ爆雷)を搭載し、搭乗員が乗り込んで操縦。上陸しようとしている敵艦に体当たり攻撃することが目標とされた。末期は敵艦艇の機銃増加に伴い、機銃を破壊、到達するために一発のロケット弾が搭載された。また、2人乗りのタイプもあり、こちらには機銃1~2丁が搭載され、指揮官艇として使用された。』ウィキペディアより
震洋特別攻撃隊の詳細
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/sinyo-his.htm
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