■唸声米国/マルタの鷹のレプリカ盗難、懸賞金2万5千ドルは宣伝費?

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写真はFlickr、左からよりマルタの鷹像・ハンフリーボガードと鷹像・John'sGrill

 USFRONTLINE2/15-マルタの鷹、映画の舞台から盗まれる~レストランが懸賞金2.5万ドル提示】
 ダシール・ハメットの探偵小説を映画化した「マルタの鷹」(1941年制作)の舞台となったサンフランシスコのレストランから、映画ゆかりの「鷹の像」の複製が盗まれた。小説さながらのなぞの盗難に遭った鷹を取り戻すため、店主は2万5000ドルの懸賞金をかけた。

 ロサンゼルス・タイムズによると、盗まれた像は表面が青紫色の石こう製で、創業99年の「ジョンズ・グリル」が店内の施錠された陳列棚で展示していた。同レストランはかつてハメットもたびたび訪れた店で、映画ではハンフリー・ボガート演じる探偵サム・スペイドが食事をするシーンにも使われた。陳列棚はハメット博物館となっている内部の一画にあり、像と一緒に保管されていたハメットの著作や伝記数冊も盗まれた。

 

 映画の撮影では、初め50ポンドの鉛製の鷹2体が使われたが、ボガートが重すぎると不満を漏らしたため青紫色のプラスチック製に変更された。店の所有者ジョン・コスティン氏は94年、競売にかけられたオリジナルの1体に15万ドルで応札したが、他者が398500ドルで落札した。もう1体のオリジナル像は米議会図書館にあり、鉛製の像は2体とも個人が所有している。

 

 コスティン氏が入手に失敗した翌年、同映画出演者で最後の生き残りだったエライシャ・クックJr.氏がサイン入りで同店に石こう像を寄贈した。石こう像はギフトショップなどで60ドル前後で売られている。コスティン氏は、「像は店と市にとって歴史的な貴重品。あの鳥をひと目見ようと、世界中から人が集まってくる」と語る。

 

 今月10日に像がなくなっているのに気づいたコスティン氏は、12日に警察に通報し、ハメットの孫娘で常連客のジュリー・リベットさんにも知らせた。さらにコスティン氏は、94年の競売で共同入札した私立探偵ジャック・イメンドルフ氏にも捜査を依頼した。

 

 ハメットの小説が30年のバレンタインデーに出版されているため、コスティン氏は犯人が多少なりともマルタの鷹の知識があると推測する。「でも泥棒は宿題の量が足りなかったようだ。あの鷹をオリジナルと思い込んでいたのだろう」


◇唸声コメント

この話、狂言だったら笑える。こんなに話題になっているのだから、店の宣伝にもなるし、ひょっとして四度目の映画化を考えているのかな???柳の下に・・・だよ。

 

ハンフリー・ボガードのマルタの鷹、確か500円で売っていた。



ニュース映像とお店のHP、マルタ騎士団のHPもあるよ。

 

◇マルタ騎士団(ヨハネ騎士団)メモ

ダビンチコードでお馴染みのテンプル騎士団の資産没収(1312年)の際に大部分がヨハネ騎士団に与えられている。ヨハネ騎士団はイスラムとの聖戦で名を上げたが、1522年、オスマン帝国のスレイマン大帝の大軍に破れ、ロードス島を追われ、シチリアへ撤退した。後にシチリア王よりマルタ島を貸与され、賃料として毎年、「鷹を1羽」納めると言う格安の条件で借り、以降、ヨハネ騎士団はマルタ騎士団と呼ばれるようになった。1798年にナポレオン軍の上陸により、島を明け渡した。以来、現在に至るまで軍隊は保持していない。

果てしもないキリストとイスラムの争いに日本が巻き込まれるのはゴメンだな。

 

KTVU2/13英語映像記事】

http://www.foxreno.com/news/10993379/detail.html#

 

Johns Grill HP

http://www.johnsgrill.com/frmst1a.htm

 

【マルタ騎士団HP

http://www.orderofmalta.org/index.aspωidlingua=5

現在、96カ国と外交があるとしている。↓

http://www.orderofmalta.org/attdiplomatica.aspωidlingua=5

 

 


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唸声


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このブログ記事について

このページは、唸声が2007年2月17日 02:15に書いたブログ記事です。

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