■唸声韓国／韓国で外国人がカードを使うところは？

【中央日報3/27－韓国人、どの国でいくらカード使ったか】

  教育－オーストラリア、ゴルフ－日本、香港で買った服を着て中国に行き、手術を受ける－－。

  中央日報がビザカードとともに過去２年間、アジア・太平洋８カ国（韓国、日本、中国、オーストラリア、シンガポール、タイ、香港、フィリピン）でのお金の使い道を分析した結果だ。韓国人は昨年、国外で教育、医療、ゴルフなどのためにカード消費を増やしたが、外国人たちは韓国内においては主に免税品ショッピングしかしていなかったことがわかった。

   ◆「質のよい商品・サービス求めて三千里」＝韓国人の私教育熱風は国内にとどまらない。昨年、韓国人はオーストラリアで教育サービスに１２７３万ドルをカードで消費した。前年より４０％以上急増したのだ。英語を使うシンガポールとフィリピンも事情は似ている。教育を受けに行ったと言って教育関連の消費ばかりではない。そのついでにほかの消費も大きく増えていた。教育需要が増えたオーストラリアで韓国人たちが昨年免税店で使った金額は６００万ドル以上増え、シンガポールでは１年間に韓国人のカード使用額が７２％も急増した。

  医療サービスも韓国人たちを国外に足を運ばせるものの１つだった。２００５年全体７９８万ドルだった国外医療サービス使用額は昨年、２００１万ドルと３倍近く増えた。２００５年、１３０万ドルだった中国での医療サービス使用額が１年で８３８万ドルと５倍以上増えたのが後押しした。これは臓器移植のための手術費や漢方治療の利用が大きく増えたからとみられる。シンガポールでも医療サービスの費用が２倍近く増えた。

  円安の余波で日本での消費も大きく増えた。日本は昨年１２０９万ドルで中国を抜いて韓国人のゴルフ旅行国１位となった。

  ◆韓国では免税品ショッピングだけ＝外国人たちの主要消費品目はその国の競争力と直結する。外国人はそこでしか手に入らない特別な商品やサービスでなければまったく財布を開けようとしないからだ。オーストラリアの教育サービスが外国人購買品目で１位（以下ホテル・現金サービス除外）、日本はデパートと家電製品が１、２位、中国はレストランと工芸品がそれぞれ１、２位に上がるのもこうした理由だ。

  韓国はどうか。２００４年以後、外国人が宿泊施設利用料を除いて国内でお金をいちばん多く使った所は免税店だった。外国の有名ブランド一色である免税店しか、韓国を訪れた外国人たちがお金を使う場所や商品がなかったという話だ。