写真は新華社より、街头妇女贩卖假特权车牌 不叹贩卖叹特权
【上海便り4/25-証件(zheng4jian4)/証明書、実力があれば問題なしということ!?】
中国の街を歩いていると電信柱や壁などに大きく携帯電話の電話番号が書かれているのをよく見かける。まれにその番号の横に「李」とか「証件」と書かれている。
ほとんどは電話番号だけ。「何かな?」と気になって中国人に聞いてみると「偽造証明書」を作ってくれる人だと言う。
電話をしても名前や住所はでたらめな場合が多いが、電話番号だけは合っていて証明書なら何でもできない証明書は無いと言う。
学校の卒業証明書はもちろんの事。身分証明、戸籍証明、会計士ドライバーのライセンス等、国家レベルの証明書から営業許可書、結婚証明書、未婚証明書等もできる。
語学検定の証明書等は一番簡単だと言う。あんなにたくさんの業者がいるのであればかなり多くの人が利用しているのではないかと思ってしまう。
中国人に「偽造証明書をどう思う?」と聞いたら、「中国は人口が多いので就職試験などではまず書類審査をパスしなければ面接までいかない。だから証明書は必須。証明書が偽造でも実際に実力があれば問題ないだろうし、実力がなければ採用試験にもパスしないはず。結局は本人の実力次第!」
「う~ん??もし偽造証明書を使ったと分かったら実力があっても採用されないのでは??」と考えてしまうのは私だけなのかな。
来源は「聞いて話せる中国語」
◇唸声コメント
「偽造も方便」とばかり、罪の意識は感じられない。偽札も偽ブランドも全ては同じ感覚なのであろう。上記に書かれているように実力次第とはその見抜く力も含まれる。つまり、騙される方が悪いと言う文化なのである。
日中友好とはこうした文化の上に成り立っている。日本のそれとはまるで違うものであることをよく認識しなくてはならない。この記事を書いた中国の女性のように疑問を感じる人が多くなった時に始めて友好と呼べる関係ができるのだ。
コメントする