偽造硬貨と製造マシンの写真は↓新聞中心5/12-湖南长沙假币团伙半年伪造300万枚硬币
http://news.sina.com.cn/c/l/2007-05-12/151012972187.shtml
2007/5/12の新華社(长沙一“假币工厂”半年生产“硬币”约300万枚)によると
http://news.xinhuanet.com/photo/2007-05/12/content_6089891.htm
長沙市公安局は5/11に大規模1元硬貨偽造団の捕縛と製造機械と偽硬貨12万枚を押収したことを発表したと伝えた。
半年間で300万枚を製造していたと見られ、昼夜なく作り続けた模様。1元ニセ硬貨は0.37元で売り捌いており、300万枚を全て捌いたとしても1700万円程度の売上しかなく、機械代金や人件費など製造コストを差し引くと果たしてどれだけ残ったか?
これだけの情熱を他の仕事に活かしたらと思うのは唸声だけではない筈。
10名の容疑者の名前等↓捜狐新聞5/12-摧毁假币“工厂”
http://news.sohu.com/20070512/n249978950.shtml
以下の写真は少し古いがネットで見つけた偽造コインと本物の比較写真
左がニセ、右が本物、五星と天安門が不鮮明 http://www.szroki.com/life/l-13.htm
このように偽造コインも今に始まったことではない。まじめに働くことに意味を見出せないのか?今回捕まった犯人グループの平均年齢は34歳である。偽札の本場は北朝鮮に移ったかのようであるが、やはりニセモノの中心は中国。4000年の歴史は伊達ではない。ニセモノも同じだけ歴史を刻んでいるのだ。
◇参考記事
【中国最新情報3/1中国の偽造貨幣の9割は広東製 低額偽造貨幣へ移行傾向】
「中国国内の他の地域に存在する偽造貨幣は90%は広東でつくられたものである」、広東省人民大会代表で中国人民銀行広州支店支店長の馬経氏は「偽造貨幣」問題は既に広東の金融の信用に影響を及ぼし、その影響は人々の生活や社会の安定にまで及んでいると語る。
馬経氏は、広東省人民大会が反偽造貨幣計画を2007年特別監査の項目とし、偽造貨幣取り締まりに力を入れること、また、偽造貨幣製造販売行為の取り締まりの処罰に不十分である現行の関係部門の規定を解決するべく地方法規を制定することを提案している。
〈犯罪対象は低額偽造貨幣へ移行傾向〉
広東は現在偽造貨幣の製造販売が最も高い地域である。2006年だけでも、広東省では前年比20%増の5.4億元の偽造貨幣を押収、そのうち公安局が4.5億元を押収、全国公安局押収量の80%を占めた。また、年間で12件以上の1000万元以上の犯罪事件を摘発した。
中国国内の他の地域に存在する偽造貨幣は90%は広東でつくられたものである。現在、偽造紙幣の製造拠点は汕頭、汕尾、掲陽などの地域に集中している。偽造貨幣取り締まりが強まるとともに拠点が周辺地域に拡散する傾向にある。
広東省の偽造貨幣の製造販売は、民衆が偽造貨幣に対する警戒心と識別能力が向上したことにより、次第に犯罪対象を低額の貨幣に移行し、金額の大小にかかわらず存在するのが特徴である。
特に最近、硬貨のうち偽造硬貨の割合が多くなっている地域というのもある。そのほとんどが1元、その規格と材質は本物と実に似ていて、区別がつかないものもある。
偽造貨幣の犯罪手法も、もともと単一、個々ばらばらでの犯罪から、組織、分業といった集団化、家族化へと変化し、もともと同一地点での製造、製造販売が一緒だったものから、製造分業、製造と販売を分離する方向へ変化し、もともと持参して渡していたものから、専門の運び屋が存在する形態へと変化している。
〈偽造貨幣組織打破へ〉
馬経氏は、偽造貨幣問題は広東の金融信用に影響を及ぼし、広東金融のイメージを落としたと断言する。「被害を受けている多くは農民である。1回の被害でも彼らにとっての損失は大きい」
馬経氏は、広東省人民大会が反偽造貨幣を2007年の特別監査の項目にし、犯罪の動向に応じて、現行の部門の規則が偽造貨幣取り締まりに対する使い勝手がそれほどでもないこと、処罰が不十分であるという問題を地方法規を制定し解決するべきであると提案している。
さらにまた、偽造貨幣が農民を食い物にしている問題を解決すべく、政府が各部門の宣伝をリードし、民衆に偽造貨幣の製造、流通の危害性を正確に認識させるべきであるとしている。特に、農村、都会と農村の境目、自由市場への宣伝活動に注意を払い、民衆の人民元の偽造貨幣に関する知識など金融の観念を高めるべきであると提案している。〔信息時報2月9日〕
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