写真(左)は中共中央対外連絡部より1981/2/12、右はLe Tempsより、シラク氏と若きサルコジ氏、1981/3/24
19年前の1988年5月8日、ミッテランが54%の得票率をもってシラクを破り二度目のフランス大統領の再選を決めた。そして、昨日、ミッテラン、シラクに続くフランスの新大統領にニコラ・サルコジ氏(53.06%)が決まった。
日本では親日かどうかそんなつまらないことばかり取り沙汰しているが、フランスは経済的な問題や移民の大きな問題を抱えている。政治的にも難題を抱えており舵取りは容易くない。
日本との関係で考えれば、2005年の貿易収支は輸出8562億円、輸入9407億円でフランスからのワインやバックの輸入が日本の自動車や映像機器などの輸出を上回っている。シラク大統領が親日だから輸入が増えたのか?あまり関係はないなぁ。ブランド好きの金持ちが輸入を高めている??
来年は日仏交流150周年に当たり、シラク大統領が大変残念がっていたが、果たして新大統領はどうなのか?(これじゃ、日本のマスコミと同じか?)
1857年、フランスのグロ全権大使が品川に上陸して日本・フランス両国の間に日仏修好通商条約が結ばれた。まずベルクール、次いでレオン・ロシュが公使として着任、正式に日仏間の交流が始まるが、第二帝政の皇帝ナポレオン3世は日本の幕府に関心を持った。その命を受けて、フランス公使は幕府に入り込み、一種の外交顧問のような役割をもって、内政、外交に助言を与えるようになったのが、日仏交流の始まり。考え方によっては、たった150年しか経っていないとも言える。
サルコジ大統領の腕前を拝見させてもらおう。
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