【朝鮮日報6/5-プーチン大統領が米に警告「MD構築は核戦争を招く」】
ロシアのプーチン大統領は4日、「米国が東欧にミサイル防衛システム(MD)の構築を強行すれば核戦争の危険が高まる」と警告した。
プーチン大統領は6日からドイツで開催される先進主要8カ国(G8)首脳会議に先立ち、英国のザ・タイムスとのインタビューで、「一方(米国)は(欧州に)ミサイルに対する防衛システムを持ち、もう一方(ロシア)はそのような能力はない状況は核戦争が起こる可能性を高める」と述べた。プーチン大統領はまた8カ国の主要な報道機関とのインタビューでも「米国がMD施設の構築を強行するならロシアは欧州を新たな目標として報復措置を取らざるを得ない」「報復措置とは欧州に配備されたMD施設を攻撃する手段を意味し、これは弾道ミサイルかクルーズ(巡航)ミサイル、完全に新しい形の兵器となる可能性もある」と警告した。ロシアの国家元首が欧州に向け具体的に報復措置について言及したのは1990年の冷戦終結以後今回が初めてだ。
プーチン大統領は「米国がMD構築のためにイランなどのミサイルに言いがかりをつけているが、これはありもしない脅威を口実とするものだ」「米国の本当の動機はロシアに報復させてロシアと欧州との関係が密接になるのを防ごうとするものだ」と語った。
さらに「米国は国際社会で他国を手なずけ帝国主義のようにMDの配置を推進している」とも非難した。
◇唸声コメント
「ありもしない脅威を口実」核保有国が何を言っているの?ロシアの強気の態度が気になる。ミサイル防衛網に対する攻撃?ではそのための防衛網が必要か?
「もう一方(ロシア)はそのような能力はない状況は核戦争が起こる可能性を高める」プーチン大統領の言葉を借りれば、まさに日本がこのような状況にあると言えよう。核防衛も核攻撃もする能力がない。
しかしながら、プーチンは米国のシナリオをよく読んでいるとも言える。この記事には考えさせられる。
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